学長主導型学生リーダー育成プログラム 『リーダーシップ研修』を開催

学生の活躍

2023.03.27

 3月15日(水)、「新1号館 みらい」132、133教室で、「リーダーシップ研修」が開催されました。これは、コロナ禍で、キャンパス内でコミュニケーションを深める機会が少なかった学生に対し、交流の場を設け、①自己理解を深める②他者の自己理解に協力する③リーダーシップについて学び合う④リーダー同志のチームビルディングを起こすことを目的とするプログラム。昨年2月28日(月)、3月1日(火)の2日間にわたり開催した『仲間作り研修会』や、6月4日(土)に実施した『チームビルディング研修』に続くもので、今回は、サークル、学生自治会、学生団体所属の学生62名が参加しました。

 初めに、伊藤佳子学生課長が「少しずつではありますが、コロナ禍以前の生活に戻りつつあるなか、活気のあるクマガクを取り戻したいと考えています。研修で得たものを、それぞれの団体に持ち帰り、リーダーとなって、皆でクマガクを盛り上げていきましょう」と挨拶しました。

 参加者は2つの教室に分かれ、グループワークを行いました。

 課題解決実習では、教育ゲームの『朝刊に間に合わせろ』を実施。グループでスポーツ新聞記者が、架空のプロ野球チームのメンバー、監督・コーチも含めた全11人を明日の朝刊で発表するという設定で行うもの。26枚の「情報カード」を一人ひとりに均等に配布し、各自が持つ”左利きはチームで1人だけ"といった断片的な情報を口頭のみで伝え、情報をつなぎ合わせポジションなどを特定していきます。この過程で、情報を集約する人、意見をまとめる人、コミュニケーションを促す人など役割が自然に発生し、学生たちは課題解決に取り組むうえで、全員が積極的に参加すること、役割分担の大切さ、それぞれが持ち味をいかせるリーダーシップがあることを学びました。

 続けて、ともに過ごしたグループのメンバーについて長所と改善点を伝え合う『イメージ交換』を行い、お互いを称え合いました。さらに、参加者一人ひとりが、研修内で一番印象に残ったベストワン、今後にむけたスローガン、1日の感想を述べ、「導くだけではなく、支える事もリーダーシップということに気づかされた」などの声が聞かれました。

 最後に、この研修が一過性のものにならないために、各サークル・学生団体のリーダーたちに向け、今後の活動に向けたアクションプランの作成が課されました。参加者はこれを所属団体に持ち帰り、新メンバーの獲得や夏休みまでの行動計画をたてます。

 参加した研究会連合委員長の鹿島慎平さん(商学科4年)は「人と意見を交わすと自分の考えには無い発見があるということに気がついた。研究会連合の仲間たちとも意見が言い合えるよう、今日の研修での学びを仲間と共有し、所属する研究会をまとめていきたい」と意気込みを語りました。

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