日本文化演習で留学生が熊本の郷土菓子「いきなり団子」づくりを体験

イベント

2023.05.19

 5月15日(月)、新1号館 みらい3階の調理室で、留学生が熊本の郷土菓子「いきなり団子」づくりを体験しました。これは留学生が日本の伝統文化や地域の文化を実践的に学ぶ、日本文化演習ⅠA・ⅡA(担当:外国語学部 塩入すみ教授、外国語学部 小笠原淳教授、尚絅大学現代文化学部 畠山真一教授)の一環として行われたもの。熊本の郷土料理作りを通して県内の外国人と交流する「いきなりexchange団子プロジェクト」に取り組むLi&Li international代表兼日本語教師の鍋田さゆり氏と、調理を担当する中村彩氏を講師に招き、留学生18名(中国、韓国、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ポルトガル、台湾、ベトナム、ドイツ)、日本語教師をめざす大学院生2名、教員1名の計21名が参加しました。

 はじめに鍋田氏が日本の食べ物や熊本の郷土料理、いきなり団子の名前の由来を紹介。続けて中村氏による調理のデモンストレーションが行われた後、参加者は4班に分かれていきなり団子づくりを開始しました。慣れない手つきで餡子とさつま芋を生地で包み、メンバー間でコツを伝え合いながら、思い思いに動物やアニメキャラクターの形に成形。それぞれがオリジナリティーあふれるお団子づくりを展開しました。蒸し機に入れて出来上がりを待つ間には、友人たちと日本語や英語、韓国語、中国語などで会話したり、写真を撮り合ったりと、楽しい時間を過ごし、最後に蒸したての温かいお団子を頬張ると、参加者からはこの日一番の笑みがこぼれました。 

 授業の終わりには各班の代表者が、「いきなり団子を食べたことはあったけれど、作り方も簡単で美味しかった」「日本文化を学びたいと思って参加したので、自分で熊本の食べ物を作ることに意味があると感じた」などの感想を述べ、盛会のうちに終了しました。

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