ホスピタリティ・マネジメント学科市原ゼミの学生がまちあるきガイドのプロジェクトを開始

学生の活躍

2023.05.24

 ホスピタリティ・マネジメント学科市原猛志講師(専門:産業技術史)の3年ゼミ生8名が、熊本市内の歴史的町並みや近代建築といった熊本の町の魅力を発信していくプロジェクトを開始しました。これは、熊本市が2020年から取り組む熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)のもと、学生たちが自ら町の資源を紹介し、ガイド役として地元の人々や訪れる人々を案内することで、身近な資源に対する市民の理解や関心を高めることを目的に行うもの。

 5月22日(月)は、熊本市の観光ガイドを行うボランティア団体「くまもとよかとこ案内人の会」の黒瀬洋介氏からガイドのレクチャーを受けました。城彩苑(熊本市中央区)から高橋公園(同)に至る特別コースで、史跡の説明や歴史的背景の解説のみならず、高橋守雄初代学長の功績など現代にも繋がる話題を織り交ぜながら案内を行う黒瀬氏の話に、ゼミ生たちは熱心に聞き入っていました。

 参加した仁尾夢丹さんは、「熊本市内で生まれ育ったが、身近なスポットについて知らないことばかりだと気づかされた。知識は広げることができるし、深めていくと面白い。知識が増えると自分の引き出しを増やせ、お客様との会話のなかでさまざまな話題を提供できるので、より良いおもてなしにつながると思う。今後の活動にいかしていきたい」と意気込みを語りました。

 今後は、絵図資料を使ったまちあるきの調べ方・遊び方など学外講師による座学や、まちあるき案内のテストを重ね、今年秋以降開催予定の地方学会などで実際にガイドを行う準備を進めます。

 

※ 豊かな歴史的文化遺産の魅力や価値を後世に継承するため、地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(歴史まちづくり法)に基づいた取り組み

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