商学部嶋田文広講師が第5回槇本記念賞「最も秀逸な事例」を受賞

教員・研究

2023.10.16

 商学部嶋田文広講師(専門:キャリアデザイン、大学アドミニストレーション)が学会発表した「長期インターンシップにおけるプログラム設計と就業力」~熊本学園大学における長期インターンシップの実践より~が、日本インターンシップ学会第24回大会において、槇本記念賞の「最も秀逸な事例」に選出され、9月16日(土)、追手門学院大学で表彰式が行われました。この賞は、インターンシップの発展と高度化を目的として同学会における発表のなかから2年に1度選出されるもので、5回目となった今回の賞は、同学会の第23・24回大会で発表された40研究のなかから決定され、九州の大学からは初めての最優秀賞選出となりました。
 嶋田講師は、ホスピタリティ・マネジメント学科が正課科目として行っている3カ月間の「長期インターンシップ」について論述。発表内容について嶋田講師は、「3カ月もの長期間、正課科目として実施しているインターンシップは全国的にも見当たらない。インターンシップの多くはキャリア関係部署が担う場合がほとんどであり、本学科のように教育プログラムとして存在する点は強み。また就職課主導ではなく、学科のカリキュラムに組み込むことで、教学主導で実施しているのも特徴的である。だからこそ、学科創設以来16年間継続して実施できているのだろう」と述べました。また、長期インターンシップ実施には地元企業の協力も必要不可欠であることに触れ、「地域密着を大事にする本学だからできる取り組み。他の大学に比べて本学科の学生は、インターンシップを経験した企業に就職する学生も多く、企業にとってもメリットがある」と語りました。さらに、今回は学習効果やアンケート実施など根拠データによる検証をもって能力形成のエビデンスも確認できたとし、「今回の受賞は、カリキュラムの内容を熟知して、実施前後および実施中に起きる問題・課題を適切に対応してきた教務部の職員の努力と教員との連携があってこそ。まさに本学の教職協働プログラムとして機能していることが評価されてうれしく思う」と受賞の喜びを語りました。

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