経済学部リーガルエコノミクス学科の井上ゼミが福岡証券取引所を訪問しました

リーガルエコノミクス学科

2023.10.16

 9月19日(火)、経済学部リーガルエコノミクス学科の井上弘樹教授[(専門:民事法学(商法、会社法・企業組織法・資本市場法))]のゼミ生17名(2年生5名・3年生8名・4年生4名)が、証券会員制法人福岡証券取引所を訪れ、「取引所ゼミナール」を受講しました。これは、会社組織やそのガバナンスを法的な視点から捉えるとともに、社会性を身につけることを目的として実施したもの。

 同証券取引所へは、新型コロナウイルス感染症の影響により5年ぶりの訪問で、会社法の資金調達や金融商品取引法について事前学習を行って臨みました。

 取引所ゼミナールでは、経済・金融・株式会社のしくみ、証券市場の役割を福岡証券取引所総務部の担当者が解説。財務省の金融商品取引所監理官もオブザーバーとして参加し、全員が熱心にメモを取りながら興味を持って受講しました。

 学生たちからは、他の証券取引所とのつながり、東京証券取引所に一極集中していることのメリット・デメリット、ネット証券と実店舗を持つ証券会社で証券取引所上での違いなどについて積極的に質問があがりました。

 福岡証券取引所の担当者からは、「学生の前向きな受講姿勢、質問などは参考になった。今後の取引所ゼミナールに反映していきたい」と講評をいただきました。

 参加した田呂丸莉奈さん(4年)は、「今までビジネス法を座学として学んできたが、証券取引所の役割や機能にそって株式や上場のメリットを理解することができた。卒業後は農政の分野で働く予定で、資金調達力を向上させ農業への新規参入をしやすくするためにも株式などを導入できないかなど、新しい視点で物事を考えていきたい」と感想を述べました。

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