中国・深圳大学中国経済特区研究センターとの「国際学術交流会」が開催されました

イベント

2023.10.31

 10月21日(土)、熊本学園大学付属海外事情研究所と深圳大学中国経済特区研究センターとの国際学術交流会が、本学新1号館 みらい121教室で開催されました。これは、同研究所と同センターが学術交流提携を結び、隔年で双方の大学を訪問し学術交流を行っているもの。学術交流協定締結から36年を迎え、この度、4年ぶりの対面開催となりました。

 会に先立ち、細江守紀学長は「9月27日に深圳大学創立40周年を迎えられ、盛大に記念式典を挙行されましたことをお祝い申し上げます。本日は、両国が抱える高齢化という深刻な課題について活発で有意義な研究交流がなされることと思います。また、今回は研究センターの方々とともに深圳市の企業家の方々がご一緒されており、熊本市との友好関係が益々実りあるものとなることを期待しております。今回の訪問では、新たに経済発展した、歴史と伝統の深い熊本市をご堪能ください」と挨拶しました。

 報告会では、日中高齢化社会における政策をテーマに、センター雍炜講師が、「中国的人口老龄化与养老保障(中国の高齢化と老後保障)」と題して報告し、中国の高齢化のいくつかの特徴である人口基数が大きく、高齢化の速度が速いことや地域差が大きいこと、世代間の高齢者扶養負担が重いことなどをデータに基づき報告しました。次に、本学社会福祉学部の仁科伸子教授(専門:社会福祉学)が「日本戦後高齢者福祉の発達と現況」と題し、戦後社会福祉の発達の中でどのように日本が経済成長し、高齢者福祉というものが構築されてきたかについて報告しました。報告会終了後には、びぷれすイノベーションスタジオ(熊本市中央区)で、深圳市の企業家と熊本県内の企業家との交流会も開催されました。

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