派遣交換留学生による留学報告会が開催されました

交流

2023.11.29

 令和4年度および5年度の交換留学生による留学報告会が、10月25日(水)に新1号館みらい141教室で開催されました。これは、学内関係者へ向けた留学の報告と、留学を志す学生が帰国した学生の話を直接聞く機会を設けることで、今後の参考としてもらうことを目的に年2回(春・秋)開催しているものです。今回は、交換留学生(3名)、学部間交換留学生(1名)、サマープログラム派遣学生(1組)が報告し、29名の学生と教職員が参加しました。

 カナダのセント・メアリーズ大学へ留学した松村惟羽那さん(英米学科4年)は、大学の概要、授業の内容や学校行事、ホストファミリーとの生活などを紹介。「学習面では、授業の予習と復習、テスト前の猛勉強は大変でしたが、日ごろから勉強する習慣が身についた。英語力はもちろん、知らない人とコミュニケーションをとることで友だちの輪もどんどん広がり、多くの経験をすることができた」と語り、「ホストファミリーと過ごしたクリスマスは貴重な体験となった。ホストマザーが一緒に作ったアップルパイのレシピを私の為につくって持たせてくれたことは、心に残る思い出となった」と振り返りました。さらに、「留学前にもっと現地の生活についてリサーチをしたり、日本の政治や歴史、文化について勉強をしておくなど、準備をしっかりしておくほうがいい」とこれから留学する学生へ向けてアドバイスを送りました。

 イギリスのセントラル・ランカシャー大学へ留学した田中優香子さん(英米学科5年)は、「1コマ3時間の学部の授業は大変だったが、受講して本当に良かった。留学先で何事もあきらめずにやり抜く力が得られた。帰国後はTOEICテストでリスニングスコアが9割を超える結果を出すことができて、自分に自信がついた。今後もグローバルに活躍できるよう、勉強を続けていきたい」と述べました。

 中国の深圳大学へ留学した平山恩愛さん(東アジア学科4年)は、「深圳は、北京、上海、広州に次ぐ中国第4の大都市。私は半年間の留学で学部授業を受講し、学内のイベントにも参加して積極的に学生と交流しました。また、月1度の週末旅行では広州、香港、珠海、マカオ、北京などを訪問し、これまで学んできた中国の歴史や文化を体感することができた」と話しました。

 ドイツのハインリッヒ・ハイネ大学へ留学した小野寺蓮桜さん(ライフ・ウェルネス学科6年)は、「ドイツ語で受ける授業や本の講読会、学生寮での生活、デュッセルドルフの地域研究を学ぶ授業で実際に街を訪ね、いろんな人との関りを持つことで語学や人と接する力が身についた。また、留学期間にいろんな場所へ旅行に行くこともおすすめしたい」と語りました。

 浪本浩志国際交流委員長は講評で、「今日のみなさんの報告は、留学を考えている学生にとって最新の現地情報を得られる貴重な機会になったと思う。最近の若者は内向き思考だと言われていて、海外に出かけることが少なく、留学希望者も少ない。そんななか、みなさんは果敢に勇気を持って海外に飛び出し、貴重な経験をされてきた。今後も継続して国際社会と関わりを持ち、活躍していってほしい」と述べました。

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