昨秋から約1年間、英米学科よりイギリス、セントラルランカシャー大学へ派遣留学をしていた田中優香子さんの交換留学体験記が届きましたので、転載します。

「セントラルランカシャー大学での交換留学は、私の人生において何にも代えがたい非常に貴重な経験となった。慣れないイギリス人との寮生活、哲学的な問いに頭を悩ませる授業、友人との人間関係、どれをとっても必ずしも楽しいことばかりではない9か月だったが、それを遥かに超える素晴らしい経験ができ、良い仲間に巡り合うことができ、大きく成長できたと実感している。特に学部授業での経験が、何よりも私を成長させてくれたと思う。主に文学、語学系の科目を取っていたが、British Children's literatureやCreative Writing for Children and Young Adultsで、児童文学を分析したり自分で書いたり、A World of Difference: Literature in Translationで、英語以外の言語で書かれた文学を英語に翻訳されたものを読み分析したりなど、非常に実践的かつ様々な視点から読み解く授業が多く、沢山のことを吸収できるものばかりだった。課題ももちろん多いが、その分英語に向き合い苦しみながらもやり切った達成感はきっと一生忘れないだろう。語学学校だけでは絶対に知り合うことのないような友人や教授に出会うことができ、渡英前に何度もIELTSに挑戦しスコアを達成できて本当に良かったと心から思った。一度きりの人生の中でこのような経験をさせてもらったことに感謝して、今後の自分の糧にしていきたい。」