ライフ・ウェルネス学科主催「マルチスポーツ体験」を開催

イベント

2023.12.05

 12月2日(土)、熊本学園大学総合体育館で、社会福祉学部ライフ・ウェルネス学科主催の「マルチスポーツ体験」が開催されました。これは令和6年度より「NEW!クマガク」のキャッチフレーズのもと行われる全学的教育改革のパイロット授業として行われたもので、ライフ・ウェルネス学科の教員・学生が講師となり、地域の小学生1~6年生を対象にスポーツの楽しさを伝える初開催のイベント。教員4名、学生15名、小学生13名が参加しました。
 開始の挨拶でライフ・ウェルネス学科長の石橋剛士准教授(専門:運動学)は、「今日は陸上、柔道、ドッジボール、サッカーと多くのスポーツを体験してもらいます。走り方、身の守り方、ボールの投げ方、ボールの蹴り方など、たくさんのことを経験しながら楽しんでほしい」と挨拶しました。
 最初に行われた「かけっこでぶっちぎる5つのポイント」では、髙橋恭平准教授(専門:バイオメカニクス)と陸上競技部の学生が速い走り方を紹介。学生が考案したウォーミングアップメニューで体を温めたあと、髙橋准教授が走り方のコツを解説。地面を強く蹴ることがポイントだとし、「地面を強く踏むことが大事。そのためには、膝を高いところから落とした方が大きな力を得られる」とミニハードルなどの器具を使いながらレクチャーしました。
 続いて、「ケガ予防のための安全な柔道あそび」では石橋准教授と柔道部の学生たちが後ろ受け身の取り方を伝授。「胸に貼っている名札を見ながら後ろに倒れることで、首が立ち上がるため頭を打つことがなくなる」と受け身のコツを伝えました。最後は小学生が学生を投げ飛ばす場面もあり、小学生の笑顔が見られました。
 「Enjoy soccer!」では立木宏樹教授(専門:スポーツ社会学)とサッカー部の学生3名がドリブルの仕方やボールの蹴り方をレクチャー。ドリブル競争やボールを蹴ってコーンに当てる的当てゲームなど、ゲーム性を持たせた内容に、小学生は真剣な表情で取り組んでいました。まとめとして行われた試合では、学生も一緒に入り、小学生は所狭しと体育館を走り回っていました。
 最後に行われた「なげる・とるがわかる、わくわくドッジボール体験」では、松田晃二郎講師(専門:スポーツ心理学)と松田ゼミの4年生がボールの投げ方と受け方のコツを伝授。「肘を伸ばしたまま投げることと、投げない方の手を相手にしっかり向けることが大事。ボールを受けるときは下からすくい上げる点とボールの正面に入る点に気をつけてやってみてほしい。相手の肩か膝を狙うことも相手に当てるポイント」と語りました。
 託麻原小学校の1年生男子の保護者の方は「子どもが楽しそうに参加していたのでよかった。大学生と接することも少ないので、子どもたちにとっても新鮮だったと思う」と感想を述べました。

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