経済学部・外国語学部の学生が学部の補助を受けてTOEICテストを受験

大学

2023.12.08

 12月2日(土)、本学の外国語学修の支援の一環として、経済学部と外国語学部の新たな取り組みが始まりました。外国語学部は、学生の言語運用能力の更なる向上をめざして、英米学科1年生全員に対して、無料でTOEIC IPテストを受験させる制度をスタートさせました。また、経済学部は、教育研究支援事業「英語資格試験(TOEIC)受験サポートプログラム」として、補助額(1人当たり2,130円)を差し引いた1,000円で、受験できるしくみを導入しました。

 TOEICは、就職活動などにおいて、広く英語運用能力の指標として使用されているテストですが、受験費用がかかることもあり、受験は、学生にとって経済的な負担となるもの。そこで今回、費用面の負担を軽減することで、学生がTOEICを受験できる機会を確保し、学生が自身の英語運用能力を把握、伸長しやすい環境を整えました。

 当日は、両学部合わせて、120名(経済学部40名、外国語学部80名)が、TOEIC IPテストを受験し、また、経済学部の学生からは、「 受験費用の補助が出るということが、学内TOEIC受験のきっかけになった。今後も学内受験を積極的に利用したい」「試験会場も大学だったのでとても受験しやすかった」といった感想が聞かれました。外国語学部の学生からも、「良い機会を与えてもらえたと思う。自分の今の英語能力を把握して、今後の学習に役立てていきたい」「TOEICの受験料は1回でもとても高いので、学生からしたらとてもありがたい」「私は以前一度受けたことがあって、次いつ受けようかと思っていたため、自分の実力をどこまで伸ばせたのか知るチャンスになると思い、嬉しかった」との感想が聞かれました。

 当日試験監督を担当した経済学科長の米田耕士准教授(専門:労働経済学)は、「TSMC(台湾積体電路製造)の熊本県進出もあり、英語力を持つ人材への期待が一段と高まるなか、多くの学生の受験をサポートできたことは非常に有意義であった」、また、英米学科長の坂田直樹教授(専門:心理言語学)は「思っていたよりも反響があり、大変有意義な取り組みであると確認できた。今後もこのような制度を継続していくことで、学生が自らの英語力を着実に伸ばせるようにしたい」と語りました。

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