子ども家庭福祉学科の山西ゼミが学童保育でクリスマス会を開催

学生の活躍

2023.12.22

 子ども家庭福祉学科の卒業演習Ⅲ(担当:山西教授)では、熊本県菊池郡大津町の「NPOこどもサポートみんなのおうち(江口竜一理事長)」にご協力いただき、運営されている学童保育で、毎年12月に保護者が仕事などのため週末もお弁当持ちで学童保育で過ごしている子どもたちにクリスマス会を行っています。

 今回は、12月2日(土)に大津小学校内にある学童保育“つくしんぼクラブ”で、20名の小学生と一緒に、13時から約2時間、ゼミ生たちが企画、準備したプログラムを楽しみました。始まりの挨拶の後、子どもたちが思い思いに雪だるまに顔を描く「雪だるまオーナメント」を制作。次に「ジャンボリーミッキー」のダンスで十分体をほぐしてから、冬の澄んだ晴天下の運動場に出て、外遊び「トナカイをつかまえよう!」を行い、子どもたちは学生たちと一緒に鬼ごっこで思い切り走り回りました。子どもたちは、学生たちが扮するトナカイのしっぽを捕まえると、今度はトナカイ役となり、交代でしっぽを付けて逃げ回りました。

 外で遊んだ後お部屋に戻ると、絵本「おおかみルルのクリスマス」の読み聞かせ。最後のお楽しみ「クリスマス・ビンゴゲーム」では、絵本のルルが靴下のなかにサンタさんからプレゼントをたくさんもらったように、自分たちもクリスマスブーツの形をしたビンゴカードで 次々に「リーチ!!」「ビンゴ!!」とプレゼントをめざしました。

 これまで乳幼児期の子どもたちについて学ぶことが多かった学生たちは、学童期の子どもたちと接して「実際に自分が担当した制作で楽しんでいる子どもたちの姿を見ることができて、とても嬉しかったです。そして私たち学生自身も心から楽しむことができました」「今回のクリスマス会に向けて夏ぐらいから準備を始めて、ゼミのみんなと意見を出し合いながら形にしていくなかで、大学生らしいと感じる瞬間が多く、卒業前にこのようなイベントがあって良かったと改めて思いました」「私も小学生のころ、学童保育を利用しており、楽しかった記憶が強く残っています。さまざまな家庭の状況がありますが、子どもたちにとって安心できる場があることは、とても大切だと思います。学童保育の重要さを学ぶことができました」と、改めて今回のフィールドワークを通して学びや気づきを深めた様子でした。

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