河田ゼミの学生が水前寺地区の活性化について検討するワークショップに参加しました

イベント

2024.01.15

 12月13日(水)、1421教室で、商学科の河田祐也准教授(専門:マーケティング論)の3年ゼミ生17名が、熊本市都市建設局都市政策部市街地整備課が主催する「水前寺エリアの魅力創出に向けたワークショップ」に参加しました。これは、持続可能なまちづくりをめざし、地域の将来ビジョンについてその「魅力」や「課題」を多様な視点で共有することを目的に行われたもの。熊本市が掲げる「多角連携型の都市空間」の一環として、15箇所の地域拠点のひとつに位置づけられる水前寺地域に在住・通学・通勤している幅広い世代の意見を集めるための企画で、第一弾は高齢者、第二弾となる今回は若者を対象に実施されました。同ゼミでは、教室での学びだけではなく地域社会から学ぶことにも重点を置き、水まち水前寺実行委員会の協力のもと、Z世代を対象として水前寺地域の魅力をInstagramで発信する活動を2021年にスタート。昨年から「水まち水前寺にぎわい祭り」に出店するなど、水前寺地区との関わりをいかしての参加となり、他大学の学生を含め20名の学生が取り組みました。

 開会の挨拶として、熊本市都市建設局都市政策部市街地整備課主査の江﨑潤氏が「水前寺地区のにぎわいを考えるうえで、いろんな視点で街について語ってもらい、自由な発想で意見を出してもらいたい」と述べました。続いて、学生たちは5~6名の5班に分かれ、自己紹介と「水前寺エリアの好きなところ」を語り合うアイスブレイクを行いました。その後、主催者が水前寺地域の人口・高齢化率・人口増減率、交通混雑エリアや時間帯などのデータを共有。学生たちはアイスブレイクで確認し合った水前寺地区の魅力と、示されたデータをもとに「水前寺エリアに『生み出したいシーン』」について意見を出し合いました。後半は、各班からひとりの学生が別の班に移動し、自身の班で話し合ったシーンと別の班で出された意見が交わされました。最後に、各班でまとめた「生み出したいシーン」の発表が行われ、「若者がフリーに使えるスペースをつくる」「夜は駅やバス停までの道が暗いため、イルミネーションでライトアップして安心安全な明るい街にする」といった意見が出されました。

 参加した林里梨花さんは「他大学生と意見交換することで課題と捉えていた点も違う見方があり、視野を広げて物事を考えることの重要性を改めて学んだ。卒業後も地域の活性化に貢献したいと考えているので、課題解決力を強化していきたい」と感想を述べました。

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