子ども家庭福祉学科「子ども家庭福祉入門」で外国人留学生が登壇

大学

2024.01.09

 12月13日(水)、子ども家庭福祉学科「子ども家庭福祉入門」(担当:山西裕美教授、出川聖尚子教授、上原真幸講師)で本学に在籍する外国人留学生3名が登壇し、ぞれぞれの母国の子ども文化について語りました。この科目は、子どもと親・保護者(家族)のウェルビーイング(幸せ)を追究する学問としての「子ども家庭福祉学」を初めて学ぶ学生を対象に、子ども家庭福祉とは何か、子どもと子育て家庭はどういう状況にあるか、いま何が求められているかなどを考えるきっかけとなる科目。今回行われた「留学生による母国・子どもに関する紹介」は、将来保育園や幼稚園で海外にルーツを持つ子どもを保育する可能性のある1年生に、多文化共生の保育を考える契機としてもらうために行われ、外国人留学生が各国の子ども文化について紹介しました。
 登壇したのは、大田大学校からの交換留学生クォン ドヒさん(韓国)、北京第二外国語学院からの交換留学生キョウ コウキさん(中国)、ベトナム国家大学ハノイ校からの交換留学生ドー ゴック マイ さん(ベトナム)の3名。クォン ドヒさんは、韓国の遊び文化について、韓国の人気ドラマ「イカゲーム」でもモチーフにされた「だるまさんがころんだ」が子どものころからみんながやる遊びだとし、日本のアニメも多く見られていると語りました。キョウ コウキさんは、中国での少子化に伴う子育て問題について紹介し、出産した女性が仕事に就くかどうかが問題になっていることを紹介。「家族を持つ人も仕事で成功してほしい」という自身の想いも語りました。ドー ゴック マイさんは、日本とベトナムの朝ごはんの違いについて言及し、日本では親が作って食べる文化があるのに対し、ベトナムでは親が子どもにお金を渡して買って食べる文化があると語りました。

 受講生からは、納得や驚きの声が聞かれるなど、真剣な表情で留学生の話に耳を傾けていました。

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