社会福祉学部髙橋恭平准教授が車いすランナーへ科学的サポート

教員・研究

2024.01.05

 髙橋恭平准教授(専門:神経生理学、バイオメカニクス)が、車いすランナーの原かのん選手(九州学院中3年)を包括的にサポートするチームの一員として、自身のバイオメカニクスの専門知識をいかして科学的サポートを行いました。髙橋准教授は、原選手を指導する山本行文コーチから科学的アドバイスの依頼を受け、今年8月にゼミ生を連れてえがお健康スタジアム(熊本市東区)で行われた原さんの練習に同行。髙橋准教授は、ハイスピードカメラで原さんの100m走を撮影し、10m間隔のスピードや通過タイムなどについて詳細な分析を行いました。その結果から、20m地点と70m地点での課題を明らかにし、車いす走行のスピード増加の特性を考慮して、走行の立ち上がりを強化することを提案。その後、髙橋准教授を含む包括的サポートもあり、原選手は鹿児島県で開催された特別全国障害者スポーツ大会「燃ゆる感動かごしま大会」の陸上競技において、100Mで18秒99で優勝しました。

 髙橋准教授は、「大学での研究が原選手のサポートに貢献できるよう、今後も定期的に測定し、協力していきたい」と語りました。この取り組みは、原選手を特集した地元テレビ局の番組でも紹介されました。

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