令和5年度 田島司郎国際奨学基金奨学金授与式を行いました

学生の活躍

2024.03.06

 2月27日(火)、本館4階第二会議室で、熊本学園大学田島司郎国際奨学基金 奨学金授与式が行われました。これは、本学が受け入れる外国人留学生や海外へ派遣する学生に対し、経済的支援を目的に本学大学院を修了された千葉鴻儀氏、深圳大学から本学への第一期交換留学生の仰英姿氏からの寄付金により設立されたもので、令和5年度は中国からの留学生3名に授与されました。

 はじめに、立木宏樹学生部長代行が「この奨学金は田島司郎先生、千葉さんのさまざまな思いを具現化して、経済的支援を行うことを目的に始められたもの。創始者の想いをしっかりと受け止め、感謝の気持ちをもって学び、現代のグローバル社会の中で本国中国、日本と海外でのさまざまなフィールドで今後ますます活躍してほしい」と挨拶しました。

 続けて、本学非常勤講師で本奨学基金選考委員の本田暁美先生が、この奨学金が始まった経緯について説明され「創始者である千葉さんは中国の大学に在学中、当時私が担当していた日本語科目を履修していた学生。日本語を熱心に学び、卒業時には来日を希望していたが、当時、私費で日本へ留学することは制度的にも、経済的にもとても難しく、一度は就職の道へ。それでも諦められず、来日されたいと相談を受け、田島先生を紹介したところ、受入れを快く引き受けていただき、本学では初めての私費による中国からの留学生となった。その恩返しをしたいと現在もこのように奨学金の寄付を続けられている。皆さんにはその思いを汲み取って、今後も勉学に励んでほしい」と伝えました。

 奨学金を受け取った劉崢さん(商学科4年)は「来学中から学費の工面をする必要があったため、奨学金をいただけて大変うれしく思う。就職に向けた準備費用として活用したい」と述べ、陳慧然さん(大学院 社会福祉学研究科 修士課程)は「現在、修士論文の準備をしており、九州各県でヒアリングし、調査・分析をしているため費用も膨らんでおり、このように奨学金をいただけることは大変ありがたい」と感謝の言葉を述べました。

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