宮崎産業経営大学経営学部の柚原ゼミ・出山ゼミとリーガルエコノミクス学科の井上ゼミがオンラインで合同ゼミを行いました

2024.04.01

 3月4日(月)に、企業・行政機関の活動にかかわるビジネス法の研究をテーマとする経済学部リーガルエコノミクス学科の井上弘樹ゼミが、宮崎産業経営大学経営学部の柚原ゼミ(専門:経営学)と出山ゼミ(専門:会計学)でオンラインによる合同ゼミ研究報告会を実施しました。これは、周辺領域で密接な関係にある会計学やビジネス法を学ぶ他大学のゼミと合同の研究報告会を行うことで、学生たちの学びを深めようと実施したもの。報告会は今年度で12回目で、合計34名が参加し、それぞれの研究発表とともに、ゼミ生による活発な意見交換や教員からのフィードバックなどが行われました。

 井上ゼミでは、学習定着率を上げるための手法である「Teaching Others」「To learning」学習メソッドを活用しつつ、企業を取り巻く環境の高度化・複雑化に対応した現状把握と分析を行いながら、ある学問分野を別の学問分野に適用して新たな知見を得ることをめざし研究しています。また、正解のない課題が数多く存在している今日においては、これまでにあまりなかった、その場の状況や相手の価値観を理解しながら自分の考えをまとめて発言したり、相手にふさわしい表現で伝えたりしながら解決する力(企業法務の技法)を涵養することも目的としています。

 報告会では、はじめに宮崎産業経営大学の柚原知明教授が「知識資源管理の理論的背景」をテーマに基調講演を行いました。次に学生報告として、宮崎産業経営大学出山ゼミの2年生が「パタゴニアのサステナブルバリューチェーン経営」をテーマに、井上ゼミの4年生と3年生が「社会的企業の広がりと経営を維持するための要因」と「電子申請サービスの現在とこれから」をテーマに研究報告を行いました。リーガルエコノミクス学科は法と経済学問の接点を学ぶという学際系の学科であり、学科の性質上、専門分野の異なる学生たちが分野や大学を超えて学び合うことを重視した取り組みとなりました。

 井上ゼミでは、今後も単独の学問分野では解決困難な領域について、複数の学問分野を統合して学問横断的に進めて行く学際的学習(Interdisciplinary Learning)や、専門を超えた越境学習の場を今後も学生たちに提供していく予定です。

 

宮﨑産業大学HPリンク:https://www.miyasankei-u.ac.jp/2024-03-07/14989/

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