「前田産業育成奨学基金」令和5年度報告会がありました

2024.05.23

 5月17日(金)、本館3階特別会議室で「前田産業育成奨学基金」の令和5年度報告会がありました。この基金は、株式会社前田産業から本学園へ贈呈された寄付金によるもので、各設置校の学生・生徒・園児の課外活動支援などを通して人材育成へ寄与することを目的として、平成29年度に設立されました。

 報告会には、株式会社前田産業代表取締役社長 木村洋一郎氏、同取締役副社長 前田一美氏、本学園より目黒純一理事長、細江守紀学長、高橋裕文付属高等学校・中学校長、水野真澄付属敬愛幼稚園長ほか2名が出席しました。

 令和5年度の助成では、大学では総合体育館トレーニング室のファンクショナルトレーナーや吹奏楽部の楽器類、付属高校・中学校では課外活動を行っているエリアの無線LAN環境拡充や体操部の鉄棒・マット、ボート部の製氷機など、付属幼稚園では屋外遊び充実のための砂場遊びセットやテント、預かり保育時間充実のための簡易ベッドなどを購入いたしました。

 目黒理事長は「平成29年度以降、株式会社前田産業様からは、毎年学園へ大きなご寄付をいただいており、心より感謝申し上げます。今後も更に学生、生徒、園児のために活用させていただき、課外活動環境等が整うことを期待しております」と挨拶。各設置校長からも、感謝の意が述べられました。

 木村代表取締役社長は、「毎年このようなセレモニーを開催していただき、誠にありがとうございます。また、各設置校より詳しく事業報告をしていただき、熊本学園の皆さんに基金が少しでも役立っていることは、私どもの会社の社員にとっても励みになっております。ここ10年程、会社の業績がいい状態が続いていますが、隆盛の時こそ原点に返り、業務を見直し無駄なものはないか考え、贅沢をしないように足元をしっかり固めていこうと言い続けています。今後もこれまで通り熊本学園のために寄与できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします」と話されました。

 報告会終了後には、今年度の寄付金が贈呈されました。

【株式会社前田産業】1962年創業。主業務は建物解体と産業廃棄物収集運搬。熊本市に本社、国内7か所に支店のほか、県内にリサイクルセンター、事業所を置く。本学の旧1号館、2号館、3号館解体作業も請け負う。

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