「海外フィールドワーク」にて、韓国・順天郷大学校での学術交流会を行いました
2024.10.03
9月8日(日)~11日(水)、2年生以上を対象とした社会福祉学部独自の科目である「海外フィールドワーク」で、韓国研修を行いました。この科目では、異文化の理解に自ら積極的に向き合い、フィールドワークで修得した知識をいかして価値創造的な思考ができるようになることを目標としています。
9月9日(月)には、本学社会福祉学部と学部間交流協定を結んでいる順天郷大学校(Soonchunhyang University)との学術交流会を実施しました。順天郷大学校は、韓国の牙山(アサン)市にある総合大学で、2008年に順天郷大学校の教員・学生を本学にお招きしたことから交流が始まりました。以降は相互に大学を訪問し合い、社会福祉をテーマに学術交流や親睦を深めてきました。熊本地震やコロナ禍などにより中断や遠隔での交流をした時期もありましたが、現在まで途切れることなく交流が続いており、今回の訪問は20回目となります。
今回の学術交流会では、社会福祉学部の学生4名(第一部社会福祉学科2名、第二部社会福祉学科1名、ライフ・ウェルネス学科1名)が研究発表を行いました。学生それぞれの関心を基に「ヤングケアラー」「韓国ドラマの魅力」「野球における不文律」「子どもが活躍する避難所運営」というテーマで調査・研究を行い、その成果を報告しました。また、順天郷大学からは、「コンマ青年(※孤立状態にある青年)への社会福祉政策」「高齢者の精神・健康についての日韓比較」「韓国内のカンボジア移民の現状」「単親家庭の育児における余暇時間とスマートフォン依存の関連」といった社会福祉分野において多岐に渡るテーマでの研究発表がなされました。両大学の学生たちは互いの国や社会の共通点と相違点について知るとともに、その要因となる文化的背景や政策の実際について理解を深める有意義な時間となりました。
学術交流会後、韓国民俗村や歴史的な建造物である昌慶宮(しょうけいきゅう)を視察し、韓国の文化や暮らしについて理解を深めました。