商学科2024年新設科目「アントレプレナーシップ入門」でRITAグループホールディングス株式会社の倉崎代表取締役社長がゲスト講義
2024.10.25
10月17日(木)、商学科の「アントレプレナーシップ入門」(担当:足立裕介准教授)で、RITAグループホールディングス株式会社の倉崎好太郎代表取締役社長がゲスト講義を行いました。アントレプレナーシップは、起業家精神や、困難を乗り越え新たな価値を創造する力とされており、この講義では新規事業の企画や組織運営に必要な基礎知識を学びます。当日は、445教室で約100名の学生が受講しました。
倉崎氏は本学の商学部出身で、サラリーマン生活を経た後に起業。「人生の秘訣は与えること」という言葉に感銘を受け、その言葉をいつまでも忘れないために、社名に「利他(RITA)」を組み入れたと説明。今では、馬刺しやドッグフードのEC※事業、パーソナルトレーニング事業など、幅広いビジネスを展開するに至っていることを紹介されました。特に同社の強みとして、インターネットマーケティングにおける自社商品の企画・販売に加え、ふるさと納税支援や他社向けのWebマーケティング支援事業を通じた総合的な販売戦略のプロデュースについて言及。また、成長市場分野を見極め、時代に合った戦略を立てることの重要性についても説明しました。
倉崎氏は「起業しなくても、起業家精神を持つことはできる」と述べ、自らの経験を振り返りながら、「失敗から学ぶ姿勢や、他者との協力と感謝の心が成功の鍵である」と話しました。さらに、人生の優先順位を明確にし、自らの価値観に基づいた決断を下すことが大切だとし、「自分自身が人生のハンドルを握り、主体的に生きることこそが起業家精神。自分の価値観を大切にし、責任を持って人生を全うしてほしい」と学生たちにメッセージを送りました。
また、倉崎氏は成功者の手腕を学ぶ姿勢とチームワークの重要性にも触れ、「他人の強みを尊重し、認め合うことがいい人間関係を構築する」と述べました。さらに、挑戦し続けることの大切さについても言及し、「挑戦しなかったことこそが最大の後悔になる」と、学生たちに語りました。
講義の最後に、「最高の1日を具体的に思い描くことで、人生のゴールが明確になり、その達成に向けた行動がはっきりしてくる。起業がその手段の一つである場合は挑戦すべきだが、必ずしも起業が唯一の道ではない」と倉崎氏は語り、どのような道を選ぶかは、自身のめざす人生に委ねられていると学生たちに伝えました。
受講した学生たちからは、「挑戦すること、そして他者の挑戦を応援することの大切さを学んだ。私は、まず資格取得に挑戦したい」「日々の良い習慣の積み重ねが、チャンスをつかむ力になると感じた」などの感想が寄せられました。
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