【産学連携プロジェクト】商学部嶋田ゼミ生が「あいのりインターン」運営に参加
2024.11.06
ホスピタリティ・マネジメント学科嶋田文広講師(専門:キャリアデザイン)の3年ゼミ生7名が、福岡のインターネットテレビ局株式会社カウテレビジョン(以下、カウテレビジョン)による産学連携プロジェクト「熊本版あいのりインターン」に取り組みました。
「あいのりインターン」は「未知との遭遇」をテーマに、5日間で4社の企業を体験できるツアー型インターンシップです。2018年の開始から7年間で、企業434社の協力を得て2964の企業と学生の接点を創出してきました。このインターンは、業界や企業名ではなく、自分が参加可能な日程を選び、毎日異なる企業や職業を体験することで、学生に幅広い職業観と就職先の選択肢を提供することを目的としています。今回の熊本版の特徴は、嶋田ゼミの学生が、カウテレビジョンの支援を受けながら4社とともに企業のインターンシップを構築することです。
ゼミ生たちは2024年4月から活動を開始し、2~3名ずつ担当企業に分かれて直接企業を訪問。企業概要の説明や見学、役員や社員へのインタビューを通じ、学生の視点から各企業の強みや福利厚生、社内環境に加え、直面する課題なども掘り下げていき、参加学生の満足度を高める工夫を模索しました。その後、現状のあいのりインターンに対して、プログラム設計の改善や新規の提案を行いながら熊本版に向けたプログラムを構築。また、ゼミ生たちは自ら参加学生の募集を行い、通常のインターンシップとは異なり、参加企業が非公開という状況に苦慮しながらも定員確保に成功しました。
インターンシップに参加した学生からは「熊本の企業の魅力を再発見できた」「志望先として検討したい」「1度(4日間)に業界が違う4社のインターンに参加できたことで、各業界・業種の特徴が理解でき、視野を広げることができた」などの感想が寄せられました。
インターンシップ終了後、嶋田ゼミとカウテレビジョン、および参加企業による「振り返り会」をオンラインで実施。10月21日(月)には、株式会社ハウディと大海水産株式会社の担当者が出席し、学生たちは、参加者募集やオンラインでの企業の魅力や雰囲気を伝える方法に関する課題について発表しました。また、複数企業でのオンラインインターンシップ経験がもたらす利点についても言及。さらに、プロジェクトを通じて得た「自身の考えを言語化し、効果的に相手に伝える難しさ」などの学びも共有しました。企業からは、ゼミ生たちの主体的な姿勢や、グループワークでの率先した進捗管理といった積極的な取り組みが高く評価され、学生たちが提案したグループワークについても「今後の採用活動にいかしたい」との声が寄せられました。