令和6年度留学報告会を開催
2024.11.22
10月23日(水)、「新1号館 みらい」1階スチューデントコモンズで令和6年度留学報告会が行われました。これは、留学を志す学生に帰国した学生の体験談を直に聞く機会を設けるとともに、学内関係者へ留学で得た学びを報告することが目的。全学生に向けて春と秋の年2回開催しており、今回は、6つの留学プログラムに参加した13名が留学の成果を報告し、約30名の学生・教職員が聴講しました。
交換留学生としてイギリスのセントラル・ランカシャー大学へ約1年間留学した豊田亮介さん(英米学科5年)は現地での授業について紹介し、「時間割では空きコマが多いように見えるかもしれないが、予習や復習、授業内での討論などの準備に時間を要するため、その時間を活用した学習がとても大切。また、授業の進め方の違いにも驚いた。ひとつの答えに固執せず、他者の意見を尊重する、自由な環境での学習はとてもいい経験になった」と話しました。ニュージーランドのクライストチャーチ工科大学に約1年間留学した川嶋郁思さん(英米学科5年)は、「ホームステイを考えている場合は小さい子どもや同世代の家族がいる家庭だとコミュニケーションが取りやすいのでお勧め。また、興味があることなどには積極的にチャレンジしてみてほしい」とアドバイスを送りました。
短期認定留学生としてハワイ大学マノア校に留学した田上愛子さん(ホスピタリティ・マネジメント学科4年)は、留学の醍醐味のひとつとして自分とは異なったバックグランドや価値観を持つ人々との出会いを紹介しました。3週間のイギリスのサマープログラムに参加した北野賢次郎さん(英米学科4年)と藤本凰花さん(英米学科1年)からは、留学の成果として実践的な語学力のアップや異文化体験を通じて物事の見方が変わったことなどが発表されました。台湾研修プログラムに参加した7名はそれぞれの研修を通しての気づきを発表。森田美和さん(リーガルエコノミクス学科1年)は、高雄の新客家文化園区を訪問し、台湾の人口の15%占めるという客家(はっか)人、その歴史と日本とは違う民族観、価値観を知ることにより、視野を広げて考えることができたと振り返りました。
最後に、韓国の全南大学校が実施した2週間のAIサマースクールプログラムに参加した林秀晃さん(英米学科4年)は、「研修前は不安な気持ちも大きかったが、実際に参加するとポジティブな学生が多く、その学生たちとの交流だけでなく、チャレンジすることで自分のメンタルが強くなったと感じた。とてもいい刺激をもらった」と感想を述べました。
質疑応答の時間では、留学にかかる費用や、英語の学習方法などについて質問があり、発表者は各々の経験をもとに丁寧に回答していました。閉会の言葉として向井洋子国際交流委員長から「留学を希望する方は、日々学習を続けていくこと、そしてわからないことがあれば国際教育課も活用し、ぜひ留学をめざしてください」と今後留学を希望する在学生へメッセージを送りました。
参加した新郷杏奈さん(英米学科1年)は、「現在ソフトボール部に所属しており、プレイヤーもしくは指導者として海外の方とのスポーツを通した交流を考えています。先輩方の報告のなかで、留学先でスポーツの試合に携わることができたと聞いて、ますます留学したい気持ちが大きくなりました。目標達成できるよう努力します」と今後に向けての意気込みを語りました。