高大連携推進のための講演会が開催されました

大学

2024.11.11

 11月1日(金)、「令和6年度熊本学園大学高大連携推進のための講演会」が熊本ホテルキャッスル(熊本市中央区)で開催されました。この講演会は、高校の先生方を対象に、平成24年から開催しているもので、今回は、一般社団法人熊本県工業連合会代表理事会長の田中稔彦氏を講師に迎え、「『半導体産業』人材の誤解 新時代に求められる教育とは?」のテーマで講演。学内関係者を含め約120名が出席しました。
 会に先立ち、林裕学長は「先生方におかれましては、日ごろからさまざまな形でお世話になり感謝申し上げます。本日田中代表理事会長にお話しいただくテーマは、時機を得た内容となり有意義な時間を共有できると思います」と挨拶。
 講演会では、田中氏が「SONYや東京エレクトロンなど半導体関連企業が進出している熊本において、TSMC(台湾積体電路製造)が進出してくることは圧倒的なアドバンテージがありました。半導体産業の市場規模は、2020年は50兆円でしたが、2030年には100兆円と言われています。半導体産業は、まだまだこれからも成長し続ける分野であり、さまざまな近代改革が行われた明治維新がいま熊本で起きているようなものです」と説明。また、「半導体産業人材に対する大きな誤解は、理工系の知識がなければ活躍できないと思われていることです。半導体産業は、研究開発、設計、製造、販売など多様な職種から成り立っています。文系出身者や専門知識を持たない方も活躍できる分野が数多く存在しています。そのためにもこれからの教育には、多様性、実践性、継続性が求められます」と述べ講演を締めくくりました。

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