第110回全国図書館大会長崎大会にて図書館学生コンシェルジュが登壇
2024.12.23
11月30日(土)・12月1日(日)の2日間、第110回全国図書館大会が開催されました。今大会には、長崎大学附属図書館より分科会講師として事例報告の依頼を受け、経験豊富な学生コンシェルジュの竹田朱里さん(東アジア学科4年)と米丸聖羅さん(商学科4年)を派遣。学生コンシェルジュを統括する、図書情報課職員の岡田理紗氏(司書)も参加しました。
「全国図書館大会」は、全国の図書館や地域において読書活動に携わる関係者が集まり、図書館についての研究・発表や交流を行うイベントで、1906(明治39)年に始まり、本大会で110回を迎えました。今回は、『図書館がつなぐ 人・まち・ミライ~21世紀の出島(長崎)から~』というテーマのもと長崎県庁(長崎市尾上町)をメイン会場に、オンラインを含めて約1,250人が参加しました。
1日目は長崎県庁大会議室で開会式や表彰式、直木賞作家・澤田瞳子氏(小説家、同志社大学客員教授)による記念講演などが行われ、エントランスでは協賛企業・団体展示ブースも設置されました。
2日目は15の分科会が行われ、長崎大学附属図書館(長崎市文教町)を会場に行われた第2分科会で、竹田さん、米丸さんが「学生コンシェルジュの日常」と題して事例報告しました。『学生のための図書館へ』をテーマにした分科会の後半のグループワークでは、活発に意見交換が行われました。参加者は「学生のための選書」「学生への広報」「合理的配慮」など7つのグループに分かれ、「学生協働」のグループに参加した岡田氏は、学生が図書館の運営に関わることで自身が経験した成功例と失敗例について報告しました。
米丸さんは「図書館に関わる方々とお会いし、ディスカッションできたことは刺激になりました。準備にお力添えをいただいた岡田さんや他のアルバイトのみんなには感謝しています」、竹田さんは「全国図書館大会の分科会という貴重な場に参加する機会をいただけたので、本学の取り組みを精一杯伝えたいという思いで臨みました」と感想を述べました。岡田氏は「学生アルバイトの統括をさせていただいて3年目ですが、これまで図書館でアルバイトをしてくれた学生みんなの努力が実った2日間でした。他機関の方々とディスカッションをさせていただきましたが、“学生協働”はもちろんのこと、より一層の“教職協働”も意識して、大学図書館が果たすべき役割についてもっと考えなければならないなと感じました。とても貴重な経験でした」と語りました。