ホスピタリティ・セミナーⅢ、Ⅰ、卒論セミナーでゲスト講義
2025.02.06
1月27日(月)、ホスピタリティ・マネジメント学科の「ホスピタリティ・セミナーⅢ、Ⅰ、卒論セミナー(4年・3年・2年合同ゼミ)」(担当:徳永彩子教授)で、元株式会社ゼンリン(以下 ㈱ゼンリン)総務・人事部長の土谷和子氏を講師に迎えたゲスト講義があり、学生28名が聴講しました。「ホスピタリティ・セミナー」では、ビジネスパーソンとしての能力を高めるとともに、卒業後に自分の希望する進路に進むために、ビジネスパーソンのキャリアを参考にして、自分のキャリアをデザインすることを目標のひとつに掲げています。
土谷氏は「自分のキャリアは自分で創る」と題して、働きながら大学・大学院を修了し、家族や育児とのバランスを取りながら、36年間務めた㈱ゼンリンで総務・人事部長としてのキャリアを築き上げた経歴を、自身のワークライフバランスチャートを用いて紹介。土谷氏は「大事なのは、自分のストーリーは自分で描いて決めていくこと」と述べ、自分の人生をどう生きるのか、自分でデザインすることの大切さについて言及しました。
また、学年ごとのグループに分かれ、「就職を前にした不安」について共有。学生からは「自分に合った企業が見つかるのか」「人間関係が上手くいくのか」「就職面接が上手くいくのか」などが挙げられ、学生からの不安に対して、土谷氏が一つひとつ丁寧にアドバイスを送りました。土谷氏は「知ることで解消できる不安もあるので、まずは自分自身で調べてみることが大切です。それでも解消されないときや、わからないときは先生や就職課の方に相談してみてください」と述べました。また、土谷氏は「自己理解が深まると、自己肯定感が高まり、キャリアに対する不安を軽減することができる」とし、具体的な方法として、『WILL(やりたいこと)』『CAN(できること)』『MUST(何に価値を感じるか)』の3視点で自分自身を見つめ直し、自分らしく生きる(働く)ために、自分のキャリアにおいて絶対に譲りたくないものを明確にすることを提案しました。
最後に、土谷氏は「自分の強みや価値観を明確にすることで、将来のキャリア選択においても自信を持って進むことができます。自分の意志を持って物事を進めれば、そこにきっと道は拓けます。これからいろんなことに挑戦して、経験を増やしていってください」と述べ、講義を締めくくりました。
質疑応答の時間には「前職で面接官を務めていた際、一緒に働きたい、採用したいと思った学生は」という質問が寄せられ、土谷氏は「面接では第一印象が大切です。背筋を伸ばし明るく振る舞うことができる人や、暗記した内容を一方的に話すのではなく、面接官の質問に的確に答えることができるなど、会話のキャッチボールができる人は好印象を持たれ、一緒に働きたいと思います」と回答しました。