商学部「ベンチャー起業論」で学生たちがビジネスプランを発表しました
2025.02.06
この日行われた最終発表会では、株式会社しびっくぱわー代表取締役社長の堀下恭平氏がコーディネーターを務め、くまもと起業家ねっと代表でYellow Joke LLCのCEOである河野祐生氏、熊本大学熊本創生推進機構イノベーション推進部門特任助教の猪俣雄也氏がコメンテーターとして参加しました。
各自のビジネステーマにもとづいて7つのグループがこれまで練り上げたビジネスモデルを発表。伝統工芸品を活用した観光プロジェクト、AIを用いた効率的な学習支援ツール、料理をドローンで届ける革新的なフードデリバリーサービスなど、多彩なアイデアが披露されました。若手アーティストの知名度向上と収益化を支援する音楽配信アプリを提案したグループは、アプリ内のポイントを活用した自身のページのカスタマイズ機能やチケット購入機能を盛り込んだプラットフォームを提示。ポイントは楽曲の拡散や視聴数に応じて付与され、SNSや広告を通じて知名度を高める仕組みを提案しました。
各発表後には質疑応答の時間が設けられ、コメンテーターからの質問に、学生たちはこれまでの準備をいかしながら、丁寧に回答していました。
7グループが発表を終えた後、コメンテーターの河野氏と猪俣氏がそれぞれ優秀賞を選出しました。河野氏は、企業とインフルエンサーをマッチングするマーケティングサービスを提案したグループを選出しました。猪俣氏は、健康管理機能を搭載した独自のスマートフォンを開発するプランを評価し、それぞれに景品が贈呈されました。
最後に、講評で河野氏は「音楽や配信サービスをはじめとするビジネスの形が大きく変化していることを改めて実感しました。どの発表も素晴らしい内容でした」と述べ、発表会を高く評価しました。また、猪俣氏は「皆さんが深く考え抜いた経験は、今後の大きな財産になります。それぞれの強みを活かし、新たな価値を創造する挑戦を続けてください。熊本から社会に役立つユニークなビジネスが生まれることを心から期待しています」と、学生たちにエールを送りました。