国家公務員の官庁業務合同説明会を実施しました
2025.03.10
2月17日(月)、11号館7階の各教室で官庁業務合同説明会が行われ、1~4年生約40名が参加しました。これは公務員志望者を対象に就職課が毎年行っているもので、今回は「国家公務員編」と「地方公務員編」に分けて実施。この日は「国家公務員編」として、熊本国税局、熊本地方・家庭裁判所、九州財務局、熊本海上保安部、九州農政局、自衛隊熊本地方協力本部の6団体が参加し、それぞれの担当者が、仕事の内容や働き方、採用スケジュール、公務員としてのキャリア形成について説明しました。
熊本国税局の説明会では採用担当の福田浩平氏が登壇。福田氏は「採用後の研修制度が充実しており、仲間と貴重な時間を過ごしながら成長することができます。また、国税局の仕事は税金を正しく納めてもらうことで税収に貢献し、正義感と使命感を持って働くことができます」と述べ、税のスペシャリストとして働くやりがいについて語りました。後半には、相続財産に関する資料をもとに相続税申告書に不備がないかを調べる模擬税務調査の時間が設けられ、学生は実際の業務を体験しました。参加した学生は「国家公務員のなかでも国税局を志望しているので、今回、担当者の方からのお話や模擬調査、パンフレットを通して国税局の実際の業務についてイメージをつかむことができました」と感想を語りました。
また、熊本地方・家庭裁判所の説明会で家庭裁判所調査官の加藤紗奈氏は、離婚時の親権問題を例に挙げながら、「学生時代に学んだ心理学をいかし、父母の争いに巻き込まれる子どもの立場に立って支援し、解決へと導くことに大きなやりがいを感じます」と、仕事への想いを語りました。質疑応答の時間には、「裁判所職員をめざしたきっかけは何ですか」「採用試験に向けて、どのような対策をしましたか」などの質問が寄せられ、裁判所職員の回答にメモを取りながら熱心に耳を傾けるなど、学生たちの真剣な様子が伺えました。
次回は3月19日(水)、地方公務員編として、熊本県庁、熊本市役所、宇城市、玉名市、八代市、上天草市、天草市、熊本県警察、熊本市消防局が参加し、合同説明会を実施します。