食と防災の融合!「芋フェス」に学生ボランティアが参加
2025.02.27
2月11日(火・祝)、熊本県上益城郡益城町の益城町総合体育館敷地で、「第1回芋フェス」が開催され、本学のボランティアセンターが実行委員として携わり、本学の学生11名がボランティアとして参加しました。
本イベントは、地域の魅力を発信し、防災に強い町づくりをめざすことを目的に、益城町の特産品であるさつま芋をテーマに、地域の食文化と防災意識を結びつけた新しいスタイルの地域活性化フェスティバルです。料理やスイーツを提供する約40店舗のマルシェやキッチンカー、ワークショップが展開され、ステージイベントでは、地域活性化をテーマにしたトークショーやダンス大会、TikTok撮影会など、幅広い世代が楽しめるプログラムが用意されました。
学生たちは、フェスティバルの準備段階から積極的に関わり、イタリアンテイクアウト「Paolo」の井本慶太シェフとともに、マルシェのブースで提供するメニューの検討を行いました。メニューとして、益城町の郷土料理であるさつま芋入りの団子を使った「姫だご汁」とおにぎりが決定した際、学生から「さつま芋を混ぜ込んだおにぎりにしたい」との提案があり、採用されました。
イベント前日には、「姫だご汁」を監修した井本シェフや、NPO法人「チーム安永」の吉住慶太氏、地域の方々とともに、学生たちは料理の仕込みや会場設営を実施。当日は、約40店舗が軒を連ねるマルシェの一角で「姫だご汁」300食と、さつま芋おにぎりをふるまいました。来場者からは「とても美味しい」との声が寄せられ、好評を得ました。
また、震災被災地同士の絆を深める取り組みとして、石川県の特産品を紹介する「能登アンテナショップ」など、能登半島応援ブースが設置され、金沢大学人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センターの原田魁成講師と「金沢大学ボランティアさぽーとステーション」の学生が来熊し、能登の特産品を販売。来場者からは「本当は現地に行って復興支援をしたいが、それが叶わないため、少しでも力になれればと思い購入した」との声が寄せられ、日本酒や輪島うるし箸などを買い求める人々で賑わいました。
本イベントは、地域食材の魅力を再発見し、防災意識を高めるだけでなく、多世代交流を通じてコミュニティの絆を強化する機会となり、学生たちはさまざまな経験をすることができました。