自校教育が実施されました
2025.04.11
4月9日(水)、14号館高橋守雄ホールで、「自校教育」が開催されました。これは、大学の建学の精神や歴史、社会的役割、教育・研究の内容など、自校の特性や現状を教える講話のことで、学生が大学生活を円滑にスタートし、主体性を身につけるため重要な役割を果たすもの。本学の目的・理念・使命への理解を深め、帰属意識の向上と学習意欲の喚起を目的として、新入生を対象に今回初めて実施されました。
幸田亮一本学名誉教授(元学長)を講師に迎え、『クマガクはどんな大学?』をテーマに、「熊本市とクマガク」、「クマガクの歴史」、「熊本地震での活躍」、「卒業生・教職員の活躍」の4点を中心に、講義が行われました。
本学の前身・熊本商科大学の初代学長である高橋守雄先生が、第7代熊本市長を務めていたこと、83年にわたる伝統と歴史や、現在の大江の地に移転するまでのキャンパスの歩みを、当時の地図を用いながら分かりやすく解説しました。熊本地震では、発生直後から本学社会福祉学部の教員と学生が中心となり、障害者や高齢者の受け入れを積極的に行い、「熊本学園モデル」として社会的にも高く評価されたことを紹介。「卒業生・教職員の活躍」では、世界ボウリング選手権で日本人初の女子シングルスで世界一となった今井双葉さんや、(株)リンガーハット代表取締役社長兼CEOの佐々野諸延氏(商学科卒)の活躍に触れると、新入生からは感嘆の声が上がりました。
講義を受けた商学科の男子学生は、「戦前からの歴史を持つ大学とは知らず、また、熊本地震の際の社会貢献にも感動しました。熊本県内の企業で社長を務める卒業生が最多と知り、本学で学べることに誇りを感じました。これからの4年間、頑張りたいと思います」と笑顔で語りました。