社会共生演習(災害と社会フィールドワーク)が始まりました
2025.04.24
4月18日(金)、第一部社会福祉学科社会共生コース「社会共生演習」の授業で、全国の福祉避難所の開設に関する実践報告と、パーテーションや簡易ベッドの設営体験が行われました。本取り組みは、5月10日(金)に和水町・銀河ステーションで実施予定の「災害福祉実践・社会福祉連携推進法人と考える避難所開設模擬訓練」に向けた事前学習の一環として実施されたものです。社会共生コースでは、福祉の視点から多様な生き方を尊重する共生社会の構築をめざし、「共生」や「福祉のあり方」について理論と実践の両面から幅広く学びます。
社会福祉法人リデルライトホームの生活相談員・米田正人氏から、災害発生時における福祉避難所の役割や、避難者への対応について講義が行われました。米田氏からは、被災直後の避難所の様子や要配慮者の具体的なニーズ、そしてソーシャルワーカーとして現場で求められる視点と対応について、実例を交えた丁寧な説明がありました。
講義に続き、学生たちは2チームに分かれて、パーテーションの組み立ておよびベッドの設営に取り組みました。限られたスペースで、避難者のプライバシーや動線、快適性を考慮したレイアウトが求められるなか、学生たちは試行錯誤を重ねて設営を行いました。
次回の授業では、模擬訓練に向け、実際に想定される障害のある避難者のニーズをもとに、施設の間取り図を用いた避難所設営計画の立案や、チーム内での役割分担など、より具体的な準備を進めていく予定です。