本学商学部、株式会社セルモ、一般社団法人フミダスが学生教育に関する連携協定を締結

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2025.05.19

 4月30日(水)、本学商学部は、株式会社セルモ(以下、セルモ)および一般社団法人フミダス(以下、フミダス)と、学生教育に関する連携協定を締結しました。
 商学部では、2024(令和6)年4月に「ビジネス・クリエーション科目群」を新設し、事業を創出するための着眼点や構想力を備えた人材の育成に取り組んでいます。その一環として、今年度秋学期からは熊本県内の企業と連携し、地域企業が抱える経営課題をふまえて、マーケティングの視点から解決策を考える実践型講義「産学連携実践」を開講します。この講義は、商学部・セルモ・フミダスの三者による協働体制のもとで運営されます。

 調印式は本学で執り行われ、株式会社セルモの岩上梨可代表取締役社長、一般社団法人フミダスの濱本伸司代表理事、小谷学商学部長、そして本講義を担当する河田祐也准教授(専門:マーケティング論)ら関係者が出席しました。

 式ではまず、小谷商学部長が「産学連携実践」の概要を説明しました。本講義では、複数の参加企業が抱える経営課題のうち、特に「ストックビジネス」に焦点を当て、学生が戦略やサービスのあり方を検討し、解決策を考案します。企業からは若手社員が「メンター」として学生に寄り添い、アイデアの構築をサポート。また、人材育成を支援するフミダスが全体のコーディネートを担当します。最終的に、学生はグループごとに企業別の課題に対してコンペ形式で解決策を発表し、実践的かつ完成度の高い提案をめざします。

 調印に際し、岩上社長は「熊本、そして日本の未来を担う若い学生の皆さんにとって、実社会の課題に正面から向き合い、それを考え行動に移す力を養う貴重な場になることを期待しています。私たち企業も、学生の皆さんの柔軟な発想や新たな視点から多くを学び、成長のヒントを得たいと考えています」と連携への期待を語りました。

 また、濱本代表理事は、「新たなビジネスリーダーの育成をめざす本事業に参画できることを大変嬉しく思います。力を合わせて、熊本の地域活性化に貢献できる人材の輩出に努めてまいります」と、意気込みを述べました。

 最後に、小谷商学部長は「三者が密に連携し、学生にとって貴重な学びの機会を提供します。学生が実践をとおして力を伸ばし、将来的に地域社会に貢献できる人材として成長できるよう、我々も全力を尽くします」と強調しました。

※ストックビジネス・・・顧客との契約によって継続的に収入を得るビジネスモデル。例えば、月額制のサブスクリプションサービスや会員制サービスなど

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