「前田産業育成奨学基金」令和6年度報告会がありました

2025.05.16

 5月13日(火)、本館3階特別会議室で「前田産業育成奨学基金」の令和6年度報告会がありました。この基金は、株式会社前田産業から本学園へ贈呈された寄付金によるもので、各設置校の学生・生徒・園児の課外活動支援などを通して人材育成へ寄与することを目的として、平成29年度に設立されました。

 令和6年度の助成では、大学では総合体育館柔道場の畳、付属高校・中学校では水球ゴールやサッカー部のテント、宇宙エレベータ大会出場に関する備品や、実験器具関係の顕微鏡、4K顕微鏡カメラなど、付属幼稚園では乳幼児用椅子を購入いたしました。

 報告会には、株式会社前田産業代表取締役会長の木村洋一郎氏、同代表取締役社長の前田一美氏、本学園より目黒純一理事長、林裕学長、高橋裕文付属高等学校・中学校長、水野真澄付属敬愛幼稚園長ほか3名が出席しました。

 目黒理事長は「平成29年度以降、株式会社前田産業様からは、毎年学園へ多大なるご支援を賜りまして、心より感謝申し上げます。今後も更に学生、生徒、園児のために活用させていただき、これからまた新たな道を学園自体が進んでまいります」と挨拶。各設置校長からも、感謝の意が述べられました。

 木村代表取締役会長は、「毎年このような場を設けていただき、誠にありがとうございます。また、本日お話を伺いまして、私ども前田産業からの寄付がこれほどまでに喜ばれていることに、深く感銘を受けました。私自身は今年3月31日付けで代表取締役社長を退任し、4月1日からは前田一美新社長のもと、新体制がスタートしています。今後しばらくは新社長を補佐し、これまで56年間の経験をいかして、会社がより一層発展していけるよう努めてまいります」と挨拶。続いて、前田一美代表取締役社長は「私たちの支援がこのように有効に活用されていることを大変嬉しく思っております」と、語りました。

 報告会終了後、今年度の寄付金が贈呈されました。

【株式会社前田産業】1962年創業。主業務は建物解体と産業廃棄物収集運搬。熊本市に本社、国内7か所に支店のほか、県内にリサイクルセンター、事業所を置く。本学の旧1号館、2号館、3号館解体作業も請け負う。

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