令和7年度留学報告会を開催しました
2025.06.05
5月22日(木)、「新1号館 みらい」1階スチューデントコモンズで令和7年度留学報告会が行われました。これは、学内関係者へ留学で得た学びの報告と、留学を志す学生に向け、帰国した学生の体験談を直に聞く機会を設け、今後の参考としてもらうことが目的。毎年春と秋の年2回開催しており、今回は、3大学に派遣された4名が留学の成果を報告。約25名の学生・教職員が参加しました。
交換留学生として韓国の大田大学校に約1年間留学した井本陽南さん(経済学科4年)と中島彩音さん(東アジア学科3年)は、*語学堂での授業内容や学部授業の履修方法、授業外での活動について紹介しました。留学の成果として、井本陽南さんは「大田だけにとどまらず、他の地域を訪れることで韓国の伝統や習慣への理解を深めることができた」と話し、中島彩音さんは「半年間でTOPIC(韓国語能力試験)のスコアを約70点伸ばすことができた。また、さまざまなイベントに積極的に参加したことで、人前に立つ機会が増え、自ら挑戦する意欲も高まった」と発表しました。
中国・北京第二外国語学院に約1年留学した水本咲さん(東アジア学科3年)は、授業内容に加えて、日本語学部の学生との交流や、寮での生活について紹介。「多くの国の留学生たちと関わるなかで、自分のなかにあった偏見がなくなり、視野が広がりました。人に積極的に話しかけることにも慣れ、以前より社交的になったと感じています」と報告し、参加者に向けて留学準備に関するアドバイスをしました。
短期認定留学生としてハワイ大学マノア校に約3週間留学した岡本樹さん(英米学科3年)は、ホームステイを通じた現地の人々との交流や休日の過ごし方について報告。「ホストファミリーや、週末に訪れるホストファミリーの親戚との会話をとおして、現地の暮らしや文化、価値観にたくさん触れることができました。放課後や休日にはクラスメイトとビーチに出かけたり、ショッピングセンターで買い物を楽しんだりしました」と語りました。
質疑応答では、留学先の魅力や文化の違い、日本との比較など多くの質問が寄せられ、発表者たちは自身の経験をもとに、丁寧に答えていました。
閉会にあたり、向井洋子国際交流委員長は「これまでとは異なる環境に身を置くことは、楽しいことばかりではありませんが、この経験は今後の人生において大きな糧になります」と、将来留学をめざす学生たちに向けてエールを送りました。
報告会に参加した東アジア学科の学生は、「韓国への留学を考えており、実際に留学された先輩の話を聞くことができてとても参考になりました。韓国語の上達を目標に、留学生活を充実させたいです」と、今後への意気込みを語りました。
*語学堂…大学に付設された外国人向けの韓国語教育を行う機関のこと