6月8日（日）、在学生の保護者等を対象とした「令和7年度大学懇談会（熊本会場）」が大江キャンパスを会場に開催されました。この懇談会は、在学生の保護者等に対し、大学生活全般や学業成績、就職状況などについて報告し、大学の近況や取り組みをお伝えするとともに、ご意見やご質問を直接お伺いする機会として、毎年九州・沖縄の8会場で開催しているものです。今回の熊本会場には、約270名の保護者等が参加しました。

　全体会では、はじめに林裕学長が「昨年8月に学長に就任し、『教育力・研究力・就職力による学生満足度の最大化』を大学運営の基本方針として掲げています。学生一人ひとりが『この大学でよかった』と思えるよう、教職員一同、力を尽くしてまいります」と挨拶。

　続いて、吉川勝広学生部長が本学の学生生活支援について説明。「大学生が抱える不安」「大学生を取り巻く社会の環境」「学生生活支援の概要」「課外活動について」の4点をあげ、名義貸し、SNSトラブルなど、学生時代に潜むさまざまなリスクに言及。また、飲酒問題への啓発活動や他県出身の新入生に対する仲間づくりなどの取り組みを紹介しました。

　その後、波積真理就職委員長が、令和6年度の就職実績および本学の就職支援制度について解説しました。あわせて、今年度内定を獲得した4年生2名が登壇し、自身の就職活動を振り返りながら、心がけていたことや、両親からのサポートで励みになったことなど、具体的なエピソードを交えて語りました。

　全体会終了後は、学部ごとの会場に分かれて学部説明会が行われ、各学部・学科の現状や取り組み、学習支援などについて、データや資料を用いて具体的な説明が行われました。また、在学生が登壇し、学びの様子や資格取得に向けた挑戦など、日々の取り組みについて発表する場面もあり、参加した保護者等は熱心に耳を傾けていました。

　「新1号館 みらい」では、学部・学科、就職、学生生活、留学などに関する個別相談会を実施。成績や資格取得、就職、留学など、保護者等からの質問ついて教職員が丁寧に対応しました。また、キャンパスツアーでは在学生がガイドとなり、図書館やe-キャンパスセンターなど、学生が日常的に利用している施設を案内し、和やかな交流の場となりました。

　懇談会に参加した商学科3年の女子学生のお母様は、「初めて大学懇談会に参加しましたが、内定を得た学生のお話を聞けて、これから就職活動を始める娘の参考になりました。就職活動における親の関わり方も理解でき、参加して本当に良かったです」と感想を述べました。

　ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。今後の大学懇談会の日程は、こちらをご参照ください。