商学部「労働生活と法Ⅰ」で熊本県労働委員会の公・労・使の三者が講演しました
2025.06.11
6月3日(月)、121教室にて商学科の「労働生活と法Ⅰ」(担当:春田吉備彦教授)の授業の一環として、熊本県労働委員会※による出前講座が行われました。熊本県労働委員会による今回の講座は、学生が就職やアルバイトの際にトラブルに巻き込まれないよう、労働に関する基礎知識の習得を支援することを目的としています。この授業は商学部のほか、経済学部、社会福祉学部、外国語学部の学生も受講しました。
講座では、「『働くこと』と『労働法』〜アルバイトを始める前の注意点〜」をテーマに、熊本県労働委員会会長の村田晃一氏が講演を行いました。また、使用者委員の坂本ミオ氏は「こんな社員(アルバイト)は困る」と題して講話を行い、労働者委員の小材和博氏は「労働組合の社会的役割」について話しました。公益、労働者、使用者の三者それぞれの立場から、学生や若者が関心を持ちやすいテーマが取り上げられました。
学生たちは講演に熱心に耳を傾け、授業終了後も多くの質問が寄せられるなど、関心の高さが伺えました。
※熊本県労働委員会…労働者(労働組合)と事業主との間でトラブルが発生した場合に、中立・公正な立場で迅速・円満に解決を図るという役割を担っている。公益を代表する公益委員(5名)、労働者を代表する労働者委員(5名)、使用者を代表する使用者委員(5名)の三者(合計15名)によって構成されている。