外国語学部「日本文化概論I」でオクシデンタル大学のJingyi Li(ジンイ―・リー)先生がゲスト講義
2025.07.03
6月26日(水)、「新1号館 みらい」121教室にて、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのオクシデンタル大学のJingyi Li(ジンイ―・リー)先生を講師に迎え、ゲスト講義が開催されました。本講義は、アメリカの大学で日本学や日本語を教えているLi先生の授業を通じて、外国語学部で開講されている「日本文化概論I」(担当:村上義明准教授)の受講生が、日本文化について新たな視点や気づきを得ることを目的として実施されたもの。当日は、英米学科および東アジア学科の学生、約80名が聴講しました。
Li先生は「アメリカでJAPANを学ぶ」をテーマに、オクシデンタル大学で実際に行っている授業スタイルを再現し、グループワークやディスカッションを多く取り入れながら、日本語と英語を交えて講義を進めました。
そのなかで、自身の専門である日本研究が「Asian Studies(アジア研究)」の一分野であることを紹介し、数ある研究対象のなかから、なぜ日本を選んだのかについて、スライドを用いて解説しました。そのうえで、過去の日本を研究することが現代社会においてどのような意味を持つのか、“So what?”という問いを学生たちとともに考察しました。学生からは、「研究を通じて日本文化を継承していくことができるから」「日本は歴史上、植民地になったことがなく、独自の風俗が今も残っていて研究対象として興味深いから」といった声が寄せられました。
講義を聴講した英米学科3年の女子学生は、「これまで日本人として当然だと思っていましたが、他国の人から見た日本文化はとても新鮮で、非常に刺激を受けました」と感想を述べました。講義終了後もLi助教授への質問が相次ぎ、学生にとって大変貴重な時間となりました。