外務省交流プログラム JENESYS2025韓国大学生訪日団が来学

交流

2025.07.18

 7月1日(火)、外務省の対日理解促進交流プログラム「JENESYS2025」の一環で、姜喆九(カン チョルグ)培材大学校日本語科教授を団長とする、韓国の学生53名と引率者の計58名の韓国大学生訪日団が来学しました。このプログラムは、日本とアジア大洋州の国々との間で、将来を担う人材を招聘・派遣し、相互理解を深めるとともに、親日派・知日派を発掘し、対外発信力の強化を目的とするもので、本学の学生73名も参加し、総勢126名の大交流会になりました。

 歓迎式では、林裕学長が「日韓国交正常化60周年の記念すべき年に、皆様を本学にお迎えできることは、このうえない喜びです。本日の交流が実りあるものになることを願っています」と挨拶。続いて、姜喆九教授が「今回の学生同士の交流が、日韓関係のさらなる改善と今後の交流発展につながることを心から期待しています」と述べました。また、本学の学生代表として、井本陽南さん(経済学科4年)が、自身の韓国での1年間の交換留学の経験を踏まえ、韓国語と日本語で挨拶し、韓国側代表の漢陽大学校4年姜多紘(カン ダヒョン)さんが交流への意気込みを述べました。記念品の贈呈後に、本学職員が韓国の人気グループBTSの楽曲に合わせダンスでキャンパスを紹介する動画が上映され、和やかな雰囲気に包まれました。

 続いて、「新1号館 みらい」3階の調理実習室にて、Patisserie Aichiro代表・松山愛一郎氏を講師に迎え、和菓子の練り切り作りを体験。三角棒や爪楊枝を使って花火やみかんを形作りました。みかんは皮をむくと中の房が見える仕掛けが施されており、本物そっくりと歓声が上がる場面もありました。韓国の学生は「なかなか体験できない授業に、日本人の学生と一緒に取り組めたことがとても楽しく、貴重な経験になりました。初めての和菓子作りは不安もありましたが、周りのサポートのおかげで無事に完成し、とてもうれしかったです」と述べました。

 昼食では、本学と韓国の学生が学食でテーブルを囲み、会話を楽しみながら学食メニューを味わいました。

 午後の交流会では、10グループに分かれ「トピック・トーク」を開催。次に、火の国まつり愛好会からお招きした講師の指導を受け、「おてもやん」と「サンバおてもやん」2曲をグループごとに踊りを練習し、最後は全員で輪になって踊り、会場は一体感に包まれました。

 本学の学生は「最後に『おてもやん』を一緒に踊ったことで、緊張もほぐれ、さらに絆が深まりました。今回の交流を通じて、言葉や文化の違いを超えて理解を深める貴重な経験ができました」と話しました。

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