東アジア学科で中国語スピーチコンテストを開催しました

イベント

2025.07.24

 7月9日(水)、「新1号館 みらい」133教室にて、東アジア学科中国コースの2年生を対象とした中国語スピーチコンテストが開催され、中国語を学び始めて約1年半の学生13名が、日頃の学修成果を披露しました。本コンテストは、中国語でのスピーチ作成と発表を通じて、語学力向上への意識を高めることを目的に実施されており、今回は特別企画として、外国語学部が学部間交流協定を結んでいる台湾・東海大学文学院の学生が本学を訪問する時期にあわせて開催されました。同大の学生や本学の中国語コース3年生もスタッフとして運営に携わるなど、学年・大学間を超えた交流の場となりました。

 当日は、東海大学の学生による司会進行のもと、出場者たちは将来の夢やアルバイトでの体験、文化などをテーマに、中国語でスピーチを披露。審査員は東海大学の学生2名を含め、小笠原淳教授(専門:中国現代文学)、田上智宜准教授(専門:台湾地域研究・政治社会学)、房琦非常勤講師が担当し、内容・発音・リズム・表現力などを総合的に評価しました。

 すべての発表終了後には交流会が行われ、お菓子や軽食を囲んで学生同士の親睦を深めました。続いて審査結果が発表され、上位3名のほか、努力賞2名と特別賞1名が選出されました。

 1位を受賞した米村優美さんは、『我的梦想(私の夢)』と題し、自身の夢について流暢な中国語で堂々とスピーチ。「発音練習では原稿を繰り返し録音して聞き直し、李珊先生のアドバイスをもとに改善を重ねました。将来は客室乗務員をめざしており、中国語に加えて英語や韓国語の習得にも取り組みたいです」と今後の意気込みを語りました。

 特別賞を受賞した陳星宇さんは、『十二年的日本生活(12年間の日本生活)』と題して、日本での生活を通じて感じた文化の違いについてスピーチを行いました。「7歳で来日して以来、さまざまな文化の違いに気づきました。今後は中国語をいかした仕事に就きたいです」と感想を述べました。

 今回のコンテストを企画・運営した角田采良咲さん(東アジア学科3年)は、「東海大学の学生とは熊本滞在中に観光地を巡るなどして、交流を深めることができました。コンテストの準備も一緒に進め、協力して一つのイベントを作り上げたことがやりがいにつながりました」と振り返りました。

 審査を担当した小笠原教授は、「九州においてグローバル化が進むなか、中国語を確実に運用できる人材が今後ますます求められます。今回参加された学生の皆さんは、わずか1年半ほどの学習期間にもかかわらず、驚くほどの中国語の運用能力を身につけており、その成長ぶりを改めて実感できるコンテストとなりました」と講評しました。

受賞者                                      

氏名 タイトル
第一位 米村 優美 我的梦想(私の夢)
第二位 又吉 紀香 冲绳和台湾(沖縄と台湾)
第三位 浅尾 柊花 台湾的魅力(台湾の魅力)
努力賞 丸山 杏奈 兼职与学习汉语的动力(アルバイトと中国語学習の原動力)
努力賞 一冨 珠衣嵐 对中国的印象(中国の印象)
特別賞 陳 星宇 十二年的日本生活(12年間の日本生活)

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