外国語学部英米学科3プログラム開設記念ゲスト講義を実施
2025.07.23
7月14日(月)、11号館1141教室にて、外国語学部英米学科の授業「異文化コミュニケーション論Ⅰ」(担当:平野遼助教)で縫製スタジオ Studio Masachuka(スタジオ マサチュカ)代表の森川真彦氏(2007年英米学科卒)を講師に招き、ゲスト講義が開催されました。
外国語学部英米学科の新カリキュラム(2024年度開始)では、学生のターゲットとするキャリアに対応する「エアライン・ツーリズム」「ビジネス」「グローバルスタディーズ」の3つのプログラムを開設しています。今回のゲスト講義は、その本格実施を記念して行われたもので、約70名の学生が参加しました。
講義に先立ち、野田耕司外国語学部長が「森川さんから、海外で事業を営む経験を異文化コミュニケーションの実例として紹介いただくことは、今後皆さんが海外で働く際や、国内で海外の方々と仕事をする際に必ず役立つでしょう」、平野遼助教は「さまざまな分野で異文化コミュニケーション能力が求められています。今回の講義では、森川さんよりモチベーションの保ち方や困難に対する立ち向かい方について語っていただきます。グローバルに活躍するための参考にしてください」と述べました。
森川氏は、「グローバルに活躍するための心構え」をテーマに、自身の学生時代から現在に至るまでのキャリアや日本の伝統技術「刺し子」を用い、UNIQLO EU(ヨーロッパ)のスタッフへの修繕技術指導や再販用アップサイクル商品の制作などを行っている自身の活動を紹介。「自信が持てない自分を変えたくて、高校卒業後から積極的に海外に出ました。留学や現地での仕事を通じて、視野が広がり、いまの仕事につながっています。現在は、服作りをとおして日本文化を海外に伝えることに使命感を持って取り組んでいます。これまで多くの困難がありましたが、それを乗り越えていまがあります。皆さんも、ぜひいろいろなことに挑戦してください。失敗も含めて、その積み重ねが自分の道を切り開く力になります」と、学生に力強いメッセージを送りました。
講義後には質疑応答が行われ、「もう一度大学生に戻れるとしたら何をしたいか」「ビジネスはどのように学んだのか」「これから挑戦したいことは何か」など、学生から多数の質問が寄せられました。
加賀見陸さん(2年)は、「来年2月にミネソタ州での海外研修に参加予定です。今回の森川さんのお話を聞いて、現地でさまざまなチャレンジをしてみたいという気持ちがより強くなりました」と感想を述べました。