令和7(2025)年度 「第2回 クマガク地域創生探究コンテスト」を開催しました

学生の活躍

2025.09.02

 8月20日(水)、本学「新1号館 みらい」にて、「第2回クマガク地域創生探究コンテスト」(主催:本学高大連携センター)が開催されました。本コンテストは、少子高齢化や大都市圏への人口集中、デジタルイノベーションなど、現代社会が抱える課題の解決に向けて探究活動に取り組む高校生が成果を発表し、探究能力をさらに高めることを目的とするものです。口頭発表部門とポスター発表部門の2部門に計10組の高校生(グループ・個人)が参加し、本学の教員など7名が審査にあたりました。

 午前の口頭発表では7組が登壇。熊本県立鹿本農業高等学校のグループは「山鹿産和栗と赤鶏の魅力を伝えたい」をテーマに、西日本一の生産量を誇る和栗を活用した商品開発について紹介しました。台湾・高雄市の高校との交流を契機に「台湾風和栗赤鶏ソーセージ」の開発を進め、山鹿市の企業や台湾の協力者と連携し開発を進めています。発表では「多様な機関と連携し、山鹿の魅力と学びを広く発信したい」と今後の展望も語られました。審査員からは「全国ブランドに育つ可能性を感じるが、コスト面はどう考えるのか」「台湾と日本で味覚の違いがあるが、どのように工夫するか」といった質問や期待の声が寄せられました。

 午後のポスター発表では3組が活動を紹介。熊本県立高森高等学校のグループは「ドライフラワーで地域振興」をテーマに、市場で出荷できない花をドライフラワーとして活用する取り組みを発表しました。これまでに「熊本スーパースクール(KSH)全体発表 県立高校学び祭典」でのワークショップ開催や、各地のマルシェでの販売実習、校内でのサンプル展示や価格調査を実施。商品化を見据えた活動を進めています。「地域の方々が大切に育てた花を精一杯PRし、持続可能な地域づくりに貢献していきたい」と語り、今後の市場出店への意欲を示しました。

審査結果

口頭発表部門
最優秀賞

熊本県立鹿本農業高等学校「山鹿産和栗と赤鶏の魅力を伝えたい~山鹿産和栗と赤鶏の商品開発に関する研究活動~」

優秀賞

熊本県立球磨中央高等学校「『錦町チャレンジショップ第二弾!』~高校生の力で地元を盛り上げる!~」

ポスター発表部門
最優秀賞

熊本県立高森高等学校「ドライフラワーで地域振興」

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