「熊本学園大学 運動会~with 学童保育の子どもたち~」を実施
2025.11.04
10月15日(水)、子ども家庭福祉学科の卒業演習Ⅲ(担当:山西裕美教授)の一環として、学童保育「つくしんぼクラブ」に通う大津小学校、室小学校、護川小学校の児童22名を本学に招き、ゼミ生9名の企画・運営による運動会を大津町内の小学校の秋休みに合わせて開催しました。
この演習は、フィールドワークを通じて自分たちが保育や幼児教育で学ぶ乳幼児の延長上にある学童期の子どもたちの成長や発達について実際に理解することを目的としています。
学生は水前寺駅で子どもたちを出迎え、大学到着後、最初のプログラム「宝探し」を実施しました。子どもたちは、チーム分けに使う帽子の折り紙を大学構内で探しながら、ワクワクした表情を見せていました。その後、学食で昼食を取り、空手道場に移動。学生の挨拶と参加者全員の自己紹介を行い、運動会がスタートしました。
競技は、玉入れ、綱引き、大玉転がし、リレーの4種目。玉入れでは、終了後の片づけが早いチームにも得点が与えられ、子どもたちは最後まで一生懸命に取り組んでいました。続く綱引きでは、1回戦後にどうやったら勝てるのかグループごとで作戦会議を実施。「掛け声を合わせよう」「力の強い人を前と後ろに配置しよう」など、子どもたちは自分たちで意見を出し合い、2回戦に挑みました。
その後は多目的グラウンドに移動し、大玉転がしとリレーを実施。リレーは学生と学童の先生チームと、小学生2チームの3チームによる対決で行われ、子どもたちは走るのが得意な子、少し苦手な子で走る距離を調整したり、順番を話し合ったりしながら、一人ひとりが全力で走りました。すべてのプログラムが終了した後は空手道場へ戻り、結果発表が行われました。勝利したチームには学生から賞品が手渡されました。
学生は、「普段関わる機会の少ない小学生と、活動をとおして協力する楽しさや達成感を共有できた」「競技では、運動が得意な子が苦手な子を自然に助ける姿や、チームで作戦を考える様子が印象的だった」「小学生が思い切り楽しめるような競技を、体力や身体能力を考えながら決めることに難しさもあったが、運動会終了後に『楽しかった』と言ってくれる子どもがたくさんいて嬉しかった」と感想を語りました。
