令和7年度留学報告会を開催しました
2025.11.17
10月29日(水)、「新1号館 みらい」1階スチューデントコモンズで令和7年度留学報告会が行われました。これは、学内関係者へ留学で得た学びの報告と、帰国した学生の体験談を直に聞く機会を設け、留学を志す学生に向け、今後の参考としてもらうことが目的。毎年春と秋の年2回開催しており、今回は、3大学に派遣された17名が留学の成果を報告しました。
交換留学生としてイギリスのセントラル・ランカシャー大学に約1年間留学した村上裕香さん(商学科4年)は、留学中の学習面や生活、授業外の活動など、留学の成果や反省点について紹介。村上さんは留学を振り返り、「価値観や視野を広げることができ、貴重な体験となりました」と話し、これから留学をめざす学生に向けて、「留学前の十分な学習が大切です。語彙や表現を身につけておくことで、現地での学びは何倍にも広がります」とアドバイスを送りました。
中国の深圳大学に約半年間留学した有田早由里さん(東アジア学科3年)は、授業内容や学びの成果に加えて、休日の過ごし方や宿舎での生活について紹介。「留学を通じて語学力だけでなく、自ら考え行動する力を身につけることができました。また、異なる文化のなかで、多様な考え方を受け入れることの大切さを実感しました。今後はこの経験をいかして国際的な活躍をめざしたいです」と報告しました。
セントラル・ランカシャー大学での約3週間のサマープログラムに参加した学生6名が、プログラムの概要や研修内容について報告。学生たちは、「イギリスの文化に触れ、日本との違いや両国の魅力に気づくことができました。英語で自分の思いをうまく伝えられない場面もあり、もっと上達したいという気持ちが強まりました」と振り返りました。また、これから参加を考えている学生に向けて、「約3週間海外で語学を学べる機会は貴重。ぜひ挑戦してみてほしい」と呼びかけました。
台湾の国立高雄科技大学などで8日間研修した9名は、研修内容や事前学習の成果について発表しました。研修では、台湾在住の海外の方にインタビューを行い、台湾と日本における多文化共生の違いや課題点などを国立高雄科技大学の学生と共有しました。「現地の人々との交流を通じて台湾を肌で感じる貴重な体験となりました。中国語や英語を使う場面も多く、自分の力を試すよい機会になった」と話しました。
閉会にあたり、向井洋子国際交流委員長は「本学には、留学生と直接交流できる『Talky Talk』があります。いまだからこそできることに挑戦し、夢の実現や自己成長につなげてほしい」と挨拶しました。
