子ども家庭福祉学科が付属敬愛幼稚園でふれあい体験を実施

学び

2025.11.21

 11月5日(水)、子ども家庭福祉学科1年生19名が「子ども家庭福祉入門Ⅰ/Ⅱ」(担当:山西裕美教授・出川聖尚子教授・上原真幸講師)の授業で、付属敬愛幼稚園を訪問しました。本科目は、子どもと親・保護者(家族)の幸せを追求する「子ども家庭福祉学」を初めて学ぶ学生が、フィールドワーク(現地学習)をとおして、子ども家庭福祉とは何か、子どもと子育て家庭の現状、いま求められる支援について考えることを目的としています。今回は、園児とのふれあい体験を通じて、幼稚園が担う地域の子育て支援の実際を知り、子どもを観察し直接かかわることで、将来保育者をめざす学生が早期に子どもの姿を理解することをねらいとして実施しました。

 学生は4班に分かれ、年少から年長までの各クラスに入り園児と交流しました。活動は子ども主体の自由遊びを基本に、室内では絵本を読んだり、お絵描きや工作をしたり、園庭ではドッジボール・スケーター・竹馬などに取り組みました。学生は安全確保や声かけ、遊びの発展を支える関わりを通じて、子どもの興味に寄り添いながら初めての幼児教育と保育の現場を体験。最後のあいさつでは、園児たちが名残を惜しみつつ手を振り、心温まる別れとなりました。

 参加した学生は、「初めての現場学習で子どもたちとの意思疎通に戸惑ったが、活動を重ねるうちに打ち解けることができた。また、けんかをしている友だちに優しく声をかける子どもがいて、その気遣いに心が温まった」「子ども主体の遊びでは“待つ”姿勢が大切だと実感。声かけのタイミングひとつで遊びが広がることを学んだ。これから子どもについての学びを深め、今後にいかしたい」と感想を述べました。

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