令和7年度学生懸賞論文表彰式が行われました

学生の活躍

2025.12.16

 12月10日(水)、図書館ラーニングコモンズで、令和7年度学生懸賞論文表彰式が行われました。今年度は5篇の応募があり、論文としての体裁を重視した一次審査、内容に踏み込んだ専門委員による二次審査と、厳しい審査を経て、4篇が佳作に選ばれました。当日は圡井浩嗣図書館長より懸賞金が授与され、受賞学生のゼミや授業を担当する教員も出席し、学生たちの晴れやかな姿を温かく見守りました。

 圡井浩嗣図書館長は、「それぞれの学生の皆さんが自ら資料を集め、調査し、考察や分析を重ねて独自の知見として論文をまとめあげた点に努力を感じました。また、その背景には指導教員の熱意あるご指導が反映されていると思います。自ら調べ、考え、新しい知見を見いだすことは大学教育の最終的な到達目標であり、今回の佳作4点はその成果だと思います。4年生は今回の論文をさらにブラッシュアップし、3年生はより高度な論文作成に挑んでください。社会に出れば答えのない課題に向き合うことになりますが、今回の取り組みは必ず役立つ経験となるので、これを糧に今後も学びを続けてほしいと思います」と挨拶しました。

 吉村さくらさん(子ども家庭福祉学科4年)は「初めて論文を書きました。最初は論文の書き方も何も分からなかったのですが、先生のご指導のおかげで取り組むことができました。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも学びを深め、子どもの幸せにつながる研究を続けていきたいと思います」と今後の抱負を語りました。

  受賞者は以下のとおりです。

佳作

田川大河・森嶋賢(経済学科4 年) 熊本県における学校給食パン原料小麦の国産化に関する研究
永田健斗(リーガルエコノミクス学科4 年) 現代社会における多様性運動の歴史的展開と課題
― 20 世紀から21 世紀への思想的・制度的変容 ―
吉村さくら(子ども家庭福祉学科4 年) 乳児院・児童養護施設におけるアタッチメント形成
-「担当養育制」と「ユニット制」の視点から考える-
浦田海穂(英米学科3 年) Perspectives of Facility Staff and Student Maladjustment

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