令和7年度（第75回）税理士試験の合格発表が11月28日（金）に行われ、商学科の田原世那さん（2年）と澤村良さん（4年）が簿記論と財務諸表論の2科目に合格。また、同学科の山口周祐さん（2年）が簿記論、中村一誠さん（4年）が財務諸表論の1科目に合格しました。税理士試験は、税理士となるのに必要な学識およびその応用能力を有するかどうかを判定することを目的として行われます。

　同試験は全11科目で構成されており、そのうち会計学に属する必須科目の科目合格率は、令和7年度は簿記論が11.1％、財務諸表論が31.9％^※と、いずれも難易度の高い試験です。今回合格した4人はいずれも、本学商学部商学科の会計のプロをめざすための「会計専門職コース」に所属しています。

　田原さんは、「今回、2科目に合格でき、素直に嬉しく思います。入学前から税理士をめざして本学に進学しましたが、その思いが一層強くなりました。在学中に税法に属する3科目を含む、合計5科目の合格を目標に頑張ります」と今後の意気込みを語りました。

　澤村さんは、「将来、税理士をめざしており、今回2科目に合格できたことは大きな自信につながりました。来年度は、消費税法の合格に向けて勉強を続けていきます」と抱負を述べました。

　山口さんは、「普通高校出身で、大学入学後に初めて簿記を学びました。勉強を始めて1年半で税理士試験の科目に合格できたことを大変嬉しく思います。来年は財務諸表論の合格をめざします」と笑顔で話しました。

　中村さんは、「会計サークル『K-FAS』で仲間と切磋琢磨してきた成果が実を結び、嬉しく思います。4月からは福岡の税理士法人に勤務する予定で、会計専門職コースで身につけた知識をいかし、業務に励んでいきたいです」と今後の抱負を語りました。

※国税庁ホームページ【令和7年度（第75回）税理士試験結果】より

令和7年度（第75回）税理士試験の合格者および合格科目は以下のとおり。

• 田原世那（2年）：簿記論・財務諸表論
• 山口周祐（2年）：簿記論
• 澤村良　（2年）：簿記論・財務諸表論
• 中村一誠（4年）：財務諸表論