体育会学生の強みを就職活動につなげる、「体育会学生のための就職ガイダンス」を開催

イベント

2026.02.10

 2月5日(木)、「新1号館 みらい」121教室で、体育系サークルに所属する学生を対象とした「体育会学生のための就職ガイダンス」を開催し、53名が参加しました。本ガイダンスは、就職課とスポーツ振興センターが連携して企画したもので、競技と就職活動を両立しながら将来に向けて準備を進めることを目的としています。

 はじめに、スポーツ振興センター事務室の岡本沙織氏が、本学体育系22サークルの内、7割が前年と比べて競技実績が向上していることを紹介。学生たちの日ごろの努力を称えたうえで、「スポーツで培った力は競技中だけでなく、社会に出る過程や卒業後にも必ずいきる。今日の学びを次の行動につなげてほしい」とエールを送りました。

 ガイダンスでは本学就職課職員で、ソフトテニス部男子監督でもある山﨑裕貴氏が講師を務めました。講演ではまず、体育会学生が陥りやすい「就職活動における5つの危険な勘違い」を提示。 「大会成績がそのまま強みになる」「引退してから本気を出せば間に合う」「根性があれば何とかなる」などといった考えは、就職活動を不利にしてしまう可能性があると指摘し、企業が評価するのは競技実績ではなく、「どのような姿勢で努力してきたのか」「その経験を入社後にどういかせるのか」といった考え方や行動のプロセスであると説明。準備が遅れることで、実力以前にエントリーなどの機会を失ってしまうケースもあるとし、早期からの行動の重要性を強調しました。

 続いて、学生が自身の強みを言語化するワークを実施。3分間で自分の強みを整理し、自分の言葉で伝える練習に取り組みました。学生たちは「忍耐力」「チャレンジ精神」など、競技経験をとおして身につけた力を発表しました。これを受けて山﨑氏は、礼儀、コミュニケーション力、継続して努力する姿勢といった体育会学生が日常的に実践している行動は、企業が求める人物像と非常に親和性が高いことを各種調査データを交えて解説。「企業が求めているのは“すごい人”ではなく、“一緒に働きたい人”」と語り、競技成績そのものではなく、そこに至るまでの過程や、サークルでの役職・役割のなかでどのように貢献してきたのかを、言語化することの大切さを学生に伝えました。

 また、競技“か”就職活動“か”の二者択一ではなく、「競技“も”就活“も”行う『AND思考』」への転換を提案。「やりたいことは最初から決まっていなくて当たり前。行動した先にこそ見えてくる」と述べ、まず一歩踏み出すことの重要性を学生たちに呼びかけました。

 後半では、内定を獲得した4年生が登壇し、自身の体験を語る場も設けられました。サークル活動と就職活動をどのように両立してきたのか、SPI対策やエントリーシート作成時の工夫など、実体験にもとづく具体的なアドバイスが共有されました。

 参加した学生からは、「就職活動を漠然と難しいものとして避けてきたが、早く動くことの必要性を実感した」、「サークル活動と就職活動の両立は可能であると先輩の姿から実感し、これから本格的に就職活動に取り組みたい」という感想が寄せられました。

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