熊本地震から10年

大学

2026.04.16

 2016年4月14日の前震、そして16日の本震と連続して発生した熊本地震から今年は10年目の節目の年となります。益城町では震度7を2度観測するなど前例のない地震で、震災関連死を含めると死者270人以上、約8,700棟の家屋が全壊し、熊本の象徴である熊本城も大きな被害を受けました。本学でも一人の学生の尊い命が失われ、建物にも大きな被害を受けました。しかし、震災発生と同時に近隣住民の方々に被害の少なかった施設を開放し、のちに「熊本学園モデル」と呼ばれることになる避難所を運営しました。約3週間の休講を余儀なくされましたが、徐々に震災から立ち直り、こうして10年目を迎えることになりました。

 この間の経験を踏まえて、大規模な自然災害が発生した場合、事業を中断させることなく復旧を早期に実現することを目的とした「熊本学園大学事業継続計画(BCP)」を策定いたしました。

 また、熊本地震後に立ち上げたボランティアセンターでは、多くの学生がボランティアに携わり、その後におこったさまざまな災害の被災地に出向き、活動しています。

 私たちは熊本地震の記憶を風化させることなく、その教訓を糧に知の拠点としての使命を果たし、誰もが安心して学べる環境を維持し続け、これからも地域とともに歩み続けます。

 

令和8年4月16日
熊本学園大学
学長 林 裕
 

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