海外事情研究所 2026年度第1回研究会を開催しました
2026.07.10
7月3日(金)、海外事情研究所が主催する「2026年度第1回研究会『韓国・朝鮮半島の한글(ハングル)書道とは』」が7号館4階742教室で開催され、書画家で李華書芸会主宰の李 安子氏を講師に迎え、学生や教職員など約10人が参加しました。
はじめに李 安子氏は、デザインを学びながら書道を続けるなかでハングル書芸※と出合い、その魅力に惹かれて以来、長年にわたり研究と指導に取り組んできた経緯を紹介しました。日本ではハングル書芸を専門的に学ぶ機会が少ない現状にも触れ、韓国・朝鮮半島における書芸文化や、中国の書法・日本の書道との違いについて解説しました。参加者は、漢字文化との関わりやハングルならではの文字構成、美しさに触れ、書をとおして韓国文化への理解を深めました。
続く実技指導では、李 安子氏が筆の持ち方や穂先の使い方、線の運び方、力の入れ方などを一画一画丁寧に説明しながら手本を披露しました。また、参加者一人ひとりの作品を見ながら、「穂先を意識すること」「線の始まりと終わりを丁寧に表現すること」など、作品を美しく仕上げるためのポイントを分かりやすく指導しました。
参加者は講師の実演を熱心に見つめながら実際に筆を動かし、ハングル書芸の基本を学びました。最後には、それぞれが書き上げた作品に、李 安子氏が彫った落款印を参加者自身の手で押して作品を完成させ、ハングル書芸の魅力や奥深さを実感する研究会となりました。
※書芸…日本では一般的に「書道」と呼ばれますが、韓国では「書芸」という名称が用いられています。
