「被災地を紡ぐ防災シンポジウム」で学生がボランティア活動を行いました
2026.09.11
8月30日(日)、熊本県上益城郡益城町のケアポート益城で、2016年の熊本地震から10年目を契機に記憶の風化を防ぎ、教訓を次世代へ継承することを目的としたシンポジウムが開催されました。NPO法人チーム安永が企画した本イベントには、本学のボランティアセンター、付属高等学校・中学校をはじめ、金沢大学(石川県金沢市)などが協力団体として参画。当日は本学の学生5名が会場設営などに尽力しました。さらに金沢大学から2名、工学院大学(東京都新宿区)から5名の学生・教員がイベントに駆けつけ、地域住民ら約50名が参加しました。会場には震災被災地同士の絆を深める取り組みとして金沢大学による「能登アンテナショップ」も設置され、石川県の特産品である酒類や乾きもの、輪島塗箸などが販売されて賑わいを見せました。
パネルディスカッションでは、チーム安永の吉住慶太氏がコーディネーターを務め、熊本学園大学付属高等学校・中学校校長参与の荒木逸治氏、工学院大学防災・減災教育センターの澤村隆太コーディネーター、令和6年能登半島地震を経験した重蔵神社(石川県輪島市)の禰宜である能門亜由子氏、金沢大学人間社会研究域附属グローバル文化・社会研究センターの原田魁成講師が登壇。パネリストらは自身の被災経験や復興へのプロセス、大学における防災教育の取り組みなどを語り、参加した学生たちはメモを取りながら熱心に耳を傾けました。
ディスカッション終了後には熊本や石川などの各ブースで「おはなしカフェ」と題してフリートークの時間が設けられ、熊本ブースでは荒木氏が持参した学校備え付けの防災グッズを実際に手に取りながら参加者へ説明する場面も見られました。学生からは、「登壇者の方々が強調されていた『つながり』という言葉が強く印象に残りました。私自身も今回の地震発生時には帰宅できず大学に一晩過ごした際、避難されてきた地域の方とお話しした経験があり、あらためて人とのつながりの大切さを思い起こす機会になりました」といった声が聞かれ、防災と地域の絆について再認識する貴重な一日となりました。
