商学部畠山3年ゼミで、株式会社九州博報堂がゲスト講義
2026.10.30
10月12日(月)、11号館1132教室で商学部の畠山直准教授(専門:商業論)が担当する「応用演習Ⅰ」でゲスト講義が行われました。
畠山ゼミでは、上乃裏通りの商店街団体「上乃裏商店会(熊本市中央区)」と提携し、エリアのマーケティング分析やターゲット(ペルソナ)を洗い出し、ターゲットに向けた来街促進ポスターを制作・提案する取り組みを行っており、実践的な広告制作のノウハウを学ぶため、広告・クリエイティブの第一線で活躍する株式会社九州博報堂第二部ビジネスデザイン局局長の堤昌彦氏とクリエイティブ局エグゼクティブクリエイティブディレクター福嶋毅氏の二人を講師に招きました。
初めに、堤氏は「生活者発想」や「パートナー主義」といった同社の理念とともに、広告会社の役割は単に広告を作ることにとどまらず、社会課題を解決し新しい価値を共創することにあると解説。堤氏は「世の中の仕事には唯一の『正解』がないことが多い。『正解より、別解を』をめざし、クリエイティビティを発揮して人の心を動かし、具体的なアクションを促すことが広告のミッションです」と語りかけました。
続けて、福嶋氏より、広告表現の着眼点やアプローチについて講義が行われました。福嶋氏は、ポスター制作に臨む学生たちへ「上乃裏通りのヘビーユーザー、足が遠のいている人、未訪問の人など、狙うターゲットによって作戦は全く異なる」と指摘。そのうえで「伝えたい魅力が多くても、受け手が一度に認識できるメッセージは1つだけ。足し算は簡単だが引き算には勇気がいる。勇気を持ってメッセージを1つに絞り込んでほしい」と強調しました。
講義の最後には、二人が過去に手掛けたポスターやグラフィック広告の事例が多数紹介され、モデルの構図やビジュアルの工夫、キャッチコピーの意図などの裏話も明かされました。「ポスター制作でどこまで要素を絞り込むべきか」といった具体的な課題に対し、プロの視点からのアドバイスに学生たちの大きく頷く姿が見られました。
参加した学生からは「プロの方のお話はとても面白く、普段は何気なく目にとめていたテレビCMやポスターも、これからはターゲットや狙いなど意識して見るようになりそうです」「今回の講義を聞いてとても楽しかったですし、これから自分たちの手で上乃裏通りのポスター制作に取り組むのがより楽しみになりました」といった感想が聞かれました。
畠山ゼミでは、今回の講義で得た「生活者視点」や「メッセージを絞り込む引き算の思考」をいかし、ポスター制作を進めていきます。11月には「びぷれすイノベーションスタジオ」にて上乃裏商店会に向けたプレゼンテーションを実施予定です。採用されたポスターは12月より来年3月まで、熊本電鉄の主要駅等に掲出される見込みです。
