ホスピタリティ・マネジメント学科の福永彩乃さんがユネスコ世界委員会に参加
2026.11.05
本学商学部ホスピタリティ・マネジメント学科3年の福永彩乃さんが、7月19日から韓国・釜山で開催された「第48回ユネスコ世界遺産委員会」にオブザーバーとして参加しました。産業遺産の保存や活用を専門とする同学科市原猛志准教授のゼミに所属する福永さんは、高校時代から海外への憧れを抱いており、国際的な舞台での挑戦を模索していました。そうしたなか、同委員会に度々招待されている市原先生からゼミ生へ参加の案内があり、福永さんは自ら手を挙げ、今回の機会を得ました。
さまざまな言語で議論が交わされる現地会場で、福永さんは同時翻訳機を使いながら熱心に耳を傾け、国際会議ならではの緊迫感と熱気を体感しました。特に強い印象を受けたのは、開催国である韓国が自国の文化遺産を発信するために工夫を凝らした会場づくり。プロジェクションマッピングによる幻想的な空間演出や、伝統家屋や農具、衣装などの体験型展示など、世界中から訪れる人々を魅了する工夫をとおして、世界遺産委員会が単なる議論の場にとどまらず、自国の魅力を世界へ伝える大切なホスピタリティの舞台であることを実感しました。
さらに滞在中には、日本と韓国における「おもてなし」のアプローチの違いについても気づきを得たと語る福永さん。相手を思いやり静かに気配りをする日本のスタイルに対し、韓国ではフレンドリーで親しみやすく、「情け(ジョン)」と言われる相手を思いやる文化が印象的であり、どちらも訪れた人を心から歓迎する素晴らしいホスピタリティであることを学びました。
10月24日(土)、福永さんは産業資料館で行われた熊本産業遺産研究会の年次総会で、韓国での活動を発表しました。
今回の実戦的な学びを経て、福永さんは「世界遺産を守るための国際協力の重要性や、多様な人々が関わる世界遺産委員会への理解を高めるために設けられたオブザーバー制度を通じて、国際情勢を直接学ぶ貴重さを実感しました。学生がこうした機会に挑み、視野を広げる重要性を感じています。初めての海外で不安もありましたが、今後は海外留学プログラムなどにも積極的に挑戦したいです。市原先生は研究でさまざまな場所へ行かれるので、視察したい場所など自分の想いを先生に伝え、多くの現場を見て学びを深めていきたいです」と今後の抱負を語りました。
